笑顔の力
北京冬季オリンピックが閉幕しました。
私を含め 今回のオリンピックを観た多くの人たちは、何というか 悲喜こもごも・疑心暗鬼…さまざまな印象を抱かされるものでありました。
各選手は、究極的には金メダルをめざし切磋琢磨を重ね その結果に応じて ときに喜び・ときに嘆き…いずれにしても 最終的にはどれぞれにその結果を受け入れたうえで競技を終えてゆくのでありました。
今回の北京冬季オリンピックは、いわば〝一筋縄ではゆかない大会〟であった印象があります。
競技における 勝った負けたの結果以上に、女子ジャンプ高梨沙羅選手の失格問題や 女子フィギュアのロシア選手のドーピング問題、さらには 開催国中国の政治的問題も話題になるなど、これまでのオリンピックには無いほど 多岐に亘る〝話題〟が取り沙汰されることとなったのはご案内のとおりであります。
そのうえで、ややもすると今大会は いわば釈然としないままに閉幕を迎えるところでありましたが、(私を含め)概して笑顔でフィナーレを迎える心境に至ったことは むしろ不思議といえるところであります。
その理由は何故か?と考えてみたとき、そこには「笑顔の力」があったことを 多くの人たちが実感したところでしょう。
それは なにいう、女子カーリング「ロコ・ソラーレ」のメンバーから発せられた「笑顔の力」ではなかったかと思うのです(私だけではなく)。
今大会の いわば最終戦は、試行錯誤の末 決勝戦にまで勝ち残った、女子カーリング日本代表「ロコ・ソラーレ」の(英国との)一戦でありました。
この大一番に臨んだ彼女らは、試合そのものには敗れたものの カーリング史上初の銀メダルに輝くと同時…いや それ以上に笑顔あふれる姿が観衆を魅了し、 結果の如何に拘わらず 観る者をも笑顔にしてくれ、そのうえで言葉に言い表せない温かな感動を与えてくれたのでした。
ロコ・ソラーレのメンバーは、自分たちをして「感情を爆発させた大会だった」と振り返っていましたが、勝って笑い・負けて泣き、その中で チームメイトが互いに励まし合いながら一戦 ゞ に臨む姿に、えも知れない親近感を抱かされたところでした。
スポーツはもとより それぞれの人生においても、イイ局面もあれば それ以上に厳しい局面にぶつかることがあろうと思います。
でも、そんなときだからこそ その現実を受け入れたうえで、最終的に笑顔で臨めば 何らか好結果が得られるのではないか。
今大会における「ロコ・ソラーレ」の有終は、さまざまな面で 観る者に笑顔と勇気を与えてくれたような気がします。
私自身、彼女らの笑顔を糧(かて)に、厳しい局面こそ笑顔で乗り切ろう!そんなエールをもらった感しきりでありました。
◆ 長野市コロナ報告
2月22日(火)・23日(水)、長野市内で新たなコロナ陽性感染者の発生が報告されています。
2/22(火) 長野市におけるコロナ感染症の発生(92例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/741990.pdf
2/23(水) 長野市におけるコロナ感染症の発生(73例)について [PDFファイル]
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/742149.pdf