倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

北京五輪大会/長野市〝生え抜き〟の選手が活躍

2022-02-20 | 日記

2月4日に開幕した北京冬季オリンピック大会は、それぞれの競技でさまざまなドラマを生み出しながら日程を進め、いよいよ大会は佳境に入ることとなりました。

この間、各国の選手たちは 母国の名誉と自らの(4年に一度の)集大成に向けてしのぎを削り、メダルをめざして全力を尽くし それを目の当たりにした私たち観戦者は、選手の頑張りに声援を送りながら、ゲームや競技の推移に一喜一憂を重ねたものでありました。

今回の北京五輪、メダル獲得を巡ってさまざまな感動が呼び起こされると同時に メダル以外の面でも心を動かされる場面があったのが印象的でありました。

無論、スピードスケートの高木美保選手のメダル最多獲得の活躍や、歴代最年少でメダリスト(銅メダル)となった 弱冠17才のスノーボード女子ビッグエア村瀬心椛(ここも)選手、世界最高難度の技を決めて 夏冬両大会でメダリストとなった スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手など、数え上げればキリがないほどのメダルラッシュとなったところですが、そんな中 いち長野市民といたしましては、いわば 生粋(きっすい)の長野市民アスリートとして大会出場を果たした、スピードスケート男子1000mに出場した 小島良太選手(エムウェーブ所属)の活躍に改めて拍手を送り、そのうえで 地域におけるアスリートの育成の大切さと難しさ、そのうえで 地域スポーツの在り方を考える機会となりました。

長野市生まれの小島選手は、市立芹田小学校~市立桜ヶ岡中学校~屋代高校~信州大学と 地元の学校を経て、現在は 長野冬季オリンピック施設の「エムウェーブ」のスケートクラブに所属〝エムウェーブの申し子〟と評され、今回 みごと北京五輪代表の座を射止めました。

 

 

 

 

このことについて、さきに「スポーツコミッション」で対談した樋口副市長は さきの長野冬季五輪大会からの〝時間経過〟について感慨を新たにしておられました。

曰く「長野冬季五輪から二十有余年、ようやく生え抜きのオリンピック選手を輩出することができた。世界的大会(五輪)を開催し そのための本格的な施設を造っても、国際レベルに叶う選手を出すのは容易ならざることだということ。競技によっては 稀(まれ)に彗星の如くにスーパースターが登場することもあるけれど、基本的には選手の育成は一朝一夕にはゆかないものだ。」と述懐しておられました。

 

スポーツのもつ多面性については これまでも述べているところでありますが、ことオリンピックという 頂点をめざす競技大会においては「トップアスリートの育成」という 非常に難しい〝テーマ〟があり、各競技団体ごとに努力と苦労を重ねていることが伝えられています。

 

いずれにしても、生粋の長野市民として五輪の檜舞台に立った小島選手には、どうか堂々と〝凱旋〟してもらい そこで得た貴重な経験をみんなに伝えてくれることを期待し、周囲のアスリート諸君においては、今回 同郷の者が世界の舞台で活躍したことを目標と刺激に据え、もっともっと多くの選手が育ってくれることを願って止まないところであります。

 

 

 

 

 

 

◆ 長野市コロナ報告

2月19日(土)、長野市内で新たに110例のコロナ陽性感染者(市6098~6207例)の発生が報告されました。

 

2/19(土) 長野市におけるコロナ感染症の発生について [PDFファイル]

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https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/741902.pdf