資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

中国人にどんどん買収させる。

2010-11-15 10:35:22 | 投資日記
最近中国人が日本企業を買収している話をよく聞きますが、どんどん買収させるべきだと思う。バブルな金でわけのわからないへたれ企業を買った所で日本自身は傷つかないし、むしろ資金がこちら側のものになるので非常に良い。

北海道当たりでは土地も買われているそうだが、結構なことである。今のうちに成金の彼らにどんどん買って貰いましょう。昔、日本人がロックフェラービルを買ったようにね。売っちゃえばいいんですよ。


で、後で安値で回収すればいい。

米国企業はリスキー?マッチョ体質は早死にするか。

2010-11-15 08:43:43 | 投資日記


PBRベースで日本は1倍以下、米国は2-4倍もある。だから米国の資本は付加価値が高いと言える。同時に、日本のROEは数%だがアメリカのROEはその何倍もある。だから効率的である。

なんて話をどこかで聞いた事があるんだけど、これはかなり怪しいのではないかと思う。米国への投資はどうかと思い財務をみてみるものの、日本の企業のそれとは違う特徴がある。それは自己資本比率の低さ。大抵の企業は自己資本比率30%以下で動いている。大企業であってもこれが常態している。例えばIBMなんかはギリギリ20%超える程度、2008年度はなんと12%まで落ちている。この状態で利益率が正であればレバレッジがかなり効く。ROAベースで利益率は10%だが、ROEは何と50%。PBRに至っては7.55倍。こんな状態でPERは15倍程度、確かに、利益をほぼ全額株主還元しているものの、別段旨みは感じられず…かといって成長性もそんなにない。過去5年間の売上は1割も伸びていない。

物凄いマッチョな財務。マッチョと言うかガリガリと言ったほうが良いのかもしれない。いずれにせよ、打たれ弱い。冬山で遭難したらエナジー不足ですぐ死んでしまう感じ。こんな企業が米国にはたくさんある。確かに全額還元は嬉しいが、株価が高くちゃ意味が無い。しかも成長率も対してない。その上、倒産リスクがやたらと高い。この不況でも利益を出せているなら大丈夫だと思うが、いずれ、投資家は憂き目をみるんじゃないかと思う。

ま、そうなる前に戦略的に数年かけて資本を厚くすればいいだけなんだけどね。ROA自体が高いからすぐに構築出来るだろうし。勿論、株主が許せばですが。。

何故ROA100%企業は無いのか。

2010-11-15 08:27:18 | 投資日記


何故超高収益企業は無いのか。

おそらくこれは、市場が効率的だから。ここでいう市場と言うのは金融市場では無く、一般的な財市場の事。大抵の事は効率的に供給されており、ある程度の代替性を持って対応出来ている事に起因していると思う。だから、例えば100円で売っているものを追加コスト無しで200円で売る事が出来ない。200円で売れればROA100%以上を達成できるが、そんな事が出来ない。簡単に達成できそうで、全く達成できない。

要因分解すると、二つに分かれそう。

①既存の代替物
②模倣による競争激化



①は市場の先天的な効率性に由来している事。
②に関しては後発的な効率性、新規参入者による価格破壊何かが当たる。

牛丼屋の牛丼が280円で常態化しているけど、本来であれば400円程度でもそこそこ人が集まると思う。牛丼市場を独占的に確保出来れば、多分かなり儲かる。でもそれが出来ない。独占するほどのアドバンテッジを持てない。価格と言う強烈な要因を軸にして敵が戦いに挑んだら、同じ手で対抗しなければならない。そうでなければ客を引き留められない。上記の牛丼屋と同じく、大抵の企業は市場効率の網に引っ掛かり尋常でない利益率(ROA30%以上)を、大規模に、長期的に得るのは不可能ではないだろうか。

とはいえど、この効率の網にさえひっかからなければ高い利益は狙える。例えば、歴史上の出来事で言えば、大航海時代の貿易船の利益率は200%(分母は投資金額、船が無事に帰ってくればの話だが)を超えていたらしい。東インド会社の利益率も対資産ベースで130%だったとか。イギリスによるアメリカへの重課税(紙とか紅茶とか)も、一般企業がやればかなり儲かる。1世紀ほど前に、ロシアがイランとの戦争で煙草の専売権を得たんだけど、あれを一般の企業に管理させたらROA300%位はいけただろうね。中抜きするだけだから、テヘランに事務所をおけばいいだけだし。でも、どれも、もう無いけどね。

結局競争原理の働いた市場主義ベースで投資を行っていくしかない、であれば、この利益率の制約はどうしても外せないんでしょうねぇ。。
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