資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

悪徳TOBはヘッジ可能?

2010-11-08 10:47:37 | 投資日記


ヘッジ可能かどうか?

ある企業がTOBを発表したとして、TOB発表前と同程度のリスク&リターンで投資可能な企業が多数あり、それらが同時にTOBする可能性が低いのであれば、多少プレミアムが低くてもそんなに損にはならないのではないかなぁ。

あわよくば、短期間でこれらのTOBが数珠繋がりに発生してくれれば、売買ゲーム並のリターンが得られるかもしれないね。でも、ま、TOB自体がそんなに頻度多くないから、滅多に起こるような事じゃないけど。

それに、投資先も分の良いのが早々あるわけではない。となると、投資先のグレードは落ちる。例えば投資候補Aがリターン20%、リスク30%、一方投資候補Bがリターン15%、リスク30%であったとして、投資候補Aが被TOBとなった場合、候補Bに乗り換えた時に被る損失は5%ではない。

殊、株式に関しては債券と違い償還期間が無いから永久に存続する事を想定している。だから、年率リターン1%の違いでも、持続年数が長期間になればなるほど、物凄い違いになる。5%ならばなおさら、数十%、もしくは数倍のプレミアムがついてもおかしくない。

まぁ、少なくとも、類似企業が多数あり、乗換による損失を補えるだけの十分なプレミアムが乗っているのであれば、問題はないのかもしれない。


それにしても、法律家はなんで全部取得なんて条項を盛ったんだか。改正が必要だよなぁ。。

幻冬舎の非上場化は、出版業界激変の「一里塚」

2010-11-08 08:35:27 | 投資日記
幻冬舎の非上場化は、出版業界激変の「一里塚」(1)

↑東洋経済に記事がありました。

以下、記事から抜粋。


幻冬舎の1株純資産は36万円(10年6月末)。対して株価はその半値以下で推移していた。これはなにを意味するかと言えば、これから幻冬舎は資産を食いつぶしていくだろう、と市場が考えているということだ。まさに、ディスカウント・キャッシュフロー。「小さなヒット作を作り、小手先で結果を求めても仕方がない」(久保田氏)。

「経営と資本を一体化させ、構造改革をしないと生き残れない」。見城氏の危機感が非上場化の道を選択させた。

加えて、上場のメリットがまったくない、と幻冬舎が考えたのも事実。上場のコストは人件費も含め「年間1億円」(久保田氏)かかる。株価は低く、このカネ余りの金融情勢では資本市場から資金を調達することはありえない。上場、非上場で、金融機関の格付が変わるわけでもない。「むしろ、上場コストを考えると重荷になる。私自身、上場ディスカウントとよんでいる」と久保田氏も自嘲気味だ。




まぁ、当然ですよね。しかし社長自身が上場ディスカウントなんて言うとはwこれはこれで面白いですな。ただ、これはいかがなものですかね。

このカネ余りの金融情勢では資本市場から資金を調達することはありえない。

金余りにしてるのは御宅の還元政策のせいじゃないかと。。

投資で得られるもの

2010-11-08 08:16:11 | 投資日記


投資で得られるものは何か、それはお金と経験。

特にお金は大事。私の場合は収入の補助ブースターとして投資を見ている。投資資金が1000万程度しかない為、まだまだブースターとして大して生活に貢献はしてくれない。しかし、今後長期に渡り複利を積み増す事で成長してくる。はず。少なくとも、今の様な株安&ボチボチの企業収入があれば、10年以内に年間200万程度の安定収入は得られるようになるだろう。株安万歳。

安定的な収入が資産から生まれると言う事は、それだけ生活に余裕が生まれると言う事を意味している。資金的な余裕だけではなく、時間的、精神的余裕も出来る。

資金的な余裕は、ご承知の通り、生活が豊かになる事を示している。仮に5000万程度の資産があり、上手い具合に長期間、年率10%程度で回せれば、年間500万得られる。これに加えて普通に仕事するだけで、年間1000万以上狙える。さらに配偶者にも働いて貰えば年間1200万から1400万程度は狙える。仮に、500万で生活した場合、500万から900万程度、年間貯蓄する事が出来る。これを再投資すればまた儲かる。これは非常に美味しいし、現実味のある話。ま、まずは資金を作る必要があるが…。

次に、時間的に余裕が出来ればその分、余暇を満喫できるだけではなく、自己投資も充実させる事が出来る。これは非常に大きい事で、自己投資のリターンは想像を絶するものがある。年率換算で言えばゆうに20%は超えるんじゃないだろうか。勿論、限度はあるものの、ある程度までこれは本当だろう。

精神的余裕も同じく、大事。まず、資金的なバックアップがあると自分都合で仕事が選べる。さらに、収入を軸に仕事を選ぶ必要が無くなる為、自分のしたい仕事を選べる可能性が出てくる。収入度外視で欲しいキャリアを追い求められれば、後々の収入も自ずと上がってくる可能性もあるし、例えそうでなくとも、好きな事を仕事に出来るのは最高の贅沢だと思う。

『全ての道はローマに通ず』、これを言い換え、『全ての幸福は投資から始まる』、とも言えるんじゃないかな?なーんて考えてます。

スコアリングとシナリオ分析

2010-11-08 00:03:42 | 投資日記


企業分析の際に上記のようなレーダーチャートを突っ込んでみた。これで投資適格の可否をある程度簡単にするようにした。項目は用途別に既存の指標をカスタマイズして作った。例えば回収度は、解散価値、NOPLATと時価総額から導出し、負債度は有利子負債/NOPLATで計算、還元度は配当+自社株買い等で計算、等‥。投資を決断する際には、とにかく、現実に即してどれだけ企業に価値があるのかを知る必要がある。そして、どれだけそこにリスクがあるのかも同時に認識する必要がある。その点で、こう言うチャートを埋め込んで常に意識させるのは大事だなぁと思う。


話は変わるが、私の投資スタイルは、目標リターンありきで銘柄を選ぶ所だと思う。リターンを要因分解していった先にどう言う条件で一定水準以上のリターンが発現するかを軸において投資を行っている。と言っても、この条件と言うのは一般に使われているPERだったりROEだったりするから、やっぱりスクリーニング結果はかなり被る。多分、私の保有している株は十中八九、バリュー投資家の誰かは持っている。それも複数の方々が。。じゃあ別に、自分独自のやり方何かしなくても良いのでは?と言う事になる。確かにその通りだと思うが、まぁそこは自分のオリジナリティが欲しいとか、そう言う若年者的な考えがあるからなのかもしれない。ただ、それ以上に有意性がある。

投資の行動は単純で、リターンを高め、リスクを減らす事である。全てはこのゴールの為にある。そのゴールと、指標の間のプロセスをつなぐ事は非常に重要であるが、現時点では殆どの人がその点をおざなりにしている。だが、そのうち、確立されてくる。時代は、そういう方向に進まざるを得ない。と言うか、投資家が、直近で、手に届く範囲で出来る事がこれしかない、少なくとも私の知る所では。。

単純に各指標を満足させる投資が出来れば一番いいんだけど、そう言う投資を叶える銘柄は無い。例えばPER1倍、ROE100%、成長率100%なんて銘柄は無い。基本的に、投資はどこかに妥協しなくてはならない。しかし、どこを妥協するべきなのか、と言う事は指標を組み合わせただけでは分からない。妥協しつつもリターンを保蔵し、リスクを抑えるにはどうするべきか、それを投資家は知る必要がある。さらに、具体的にどれだけのリターンが取れ、どれだけリスクがあるのかを数値で知る必要がある。

例えばPER10倍、ROE10%、成長率5%、株主還元性向30%、有利子負債が利益の5年分ある銘柄の長期的なリターンは幾らになるのか、等を瞬時に計算しなければならない。勿論、上記指標だけでは満足のいく予測は行えない為、幾つか条件を付けて計算する必要も出てくる。投資家はそこで、幾つものシナリオを立てる(例えば成長シナリオ、借金返済シナリオ、還元シナリオ、業界再編シナリオ、利益遁増シナリオ、利益遁減シナリオ、破産シナリオ、もしくはこれらの混合シナリオ、等)。その中で、妥当性の高いシナリオを持って、リターンとリスクを導出する。

それと、自分の持っている投資基準(年率リターン20%、リスクはシャープレシオ2以上とか)と照らし合わせて十分に満足のいく結果であれば投資をすればいい。でなければしなければいい。大事なのは、その条件に齟齬が無い事。楽観的な計算は簡単に出来るが、大抵の場合、そこには楽観的な条件が付いている。例えば、高い成長率が長期的に持続する、PERが増加する、等。これらは最もポピュラーな番狂わせの温床である。可能な限り、保守的且つ他人の動向に依存しない条件が必要である。

ちょっと話が長くなってしまったが、どれだけ自分の中で情報を管理できるかが今後の投資のカギになるんじゃないかと思う。単純に低PERだから買う、成長率が高いから買う、じゃなくて、今買ったら、長期的に、これだけのリターンが得られ、リスクもこのくらいになる妥当性が高いから、買う、と言う感じにしていったほうが良いんじゃないかと思う。