My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

町営風力発電事業、マメ知識

2010-12-22 20:55:13 | 風車日記
当町の風力発電用風車ですが、運転開始後7年を経過しました。

おおまかな数字ですが、風車が運転している時間は全体の7割
程度です。風待ちで停止している割合が2割です。これで全体
の9割を占めますが、この9割の時間については風車は全自動
で運転と停止を繰り返すのでほとんど人手はかかりません。

残りの1割は故障と点検で風車は止まっています。
この1割が風力発電事業にとっても最も人手がかかる時間とい
うことになります。しかし、当町ではこのもっとも人手がかか
る修理と点検の部分はほぼすべてを風車メーカーである三菱
重工と保守の協力会社である関電工に委託(外注)しています。

この委託に関する契約事務と故障の際の連絡業務、予算編成、そ
して軽故障の際の復旧が発電事業にかかわる担当職員の主な仕事
ということになりますが発電事業全体に占める割合からいったら
時間的には微々たるものということになります。

風力発電関係で職員が最も時間を割いているのは、視察見学の対
応と夏休み風車見学会の開催という啓発事業ということになります。
この啓発事業は発電とは直接関係の無いことなので本来的に一般
会計で行われるべき事業です。実際に職員の人件費は一般会計に
計上されています。

風力発電は運用にかかる人件費が非常に少なくて済む(保守を外注
すればほとんどかからない)というのが長所の一つと言えるでしょう。