My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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苦しい言い訳

2008-04-17 22:32:47 | 風車日記
毎日新聞によれば

◇設置の市「環境教育へシンボル」
 草津市が琵琶湖岸に設置した「くさつ夢風車」(同市下物町)の発電量が当
初の約半分に低迷している。湖からの風向きや風量などが複雑で、羽根の調整
が難しいためだ。ただ、隣の水生植物公園の施設の電力は風車で賄えており、
同市は「売電目的でないので発電力が低くても支障はない」と説明。さらに
「夢風車は湖岸のシンボル的存在だ」として環境教育面の意義を訴え、理解を
求めている。

 同市によると、風車はドイツ製で、羽根が最も高くなる状態で高さ95メー
トル。01年7月、市民の環境意識向上を目的に約3億円で設置し、独立行政
法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から半額の補助を
受けた。電力は隣の公園で使い、残りを関西電力に売却している。
 同市は建設前、予定地から南西約200メートルにある水資源開発公団(現・
水資源機構)湖南管理所で計測した風速データを基に、年間発電量を320世
帯分(1200メガワット時)と算出。しかし、実際は設置翌年の02年度が
196世帯分(730メガワット時)で約6割にとどまり、昨年度は172世
帯分(641メガワット時)で約5割だった。
 市は低迷の原因について、風車が風が一定方向に吹くヨーロッパを前提に設
計されているのに対し、夢風車の場所は風は強いものの、夏は南風、冬は北西
の季節風が吹くなど複雑な気象条件を挙げる。風車は24時間、自動運転し、
風向きや風量に合わせ、羽の角度を調整できるが、安全性を考えると即座に動
かすのは難しく、当初は「なぜ回っていないのか」との問い合わせもあったと
いう。
 NEDOによると、風車は国内に1314基(昨年3月末現在)ある。撤去
や休止は48基で、実証実験が終わったことが主な理由という。日本は欧米と
比べて山が多く、風向きや風速が安定せず、風車が能力を発揮しにくい場合も
あるとする。
 設置後、環境学習に力を入れる同市は全国から寄せられた352通の感想を
基に「女神は白い翼をはばたかせ(中略)未来へ明かりを送り続ける」などと
する詩も完成させた。同市は「夢風車は琵琶湖のどこからでも見えるので、家
庭でも省エネ意識を高めてほしい」と訴えている。  以上、引用終了

風車のことがわかっていないのか、開き直りか。
回らない風車が啓発の役に立つのか?
いずれにしても苦しい言い訳ですな。