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好きなことだらけさ…

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19 ロイヤル・バレエ「うたかたの恋」

2018年12月12日 | バレエ

マリインスキーを観に行った前日、
ロイヤルのマイヤリング映画館上行ってました。

<あらすじ>
オーストリア=ハンガリー帝国皇太子ルドルフと、
ベルギーのステファニー王女との結婚を祝う舞踏会が華々しく開かれるが、
ルドルフは新妻ではなく、その妹に魅かれたそぶりを見せる。
宴の後、ルドルフは元愛人のラリッシュ伯爵夫人に、
ヴェッツェラ男爵夫人とその娘、マリーを紹介される。
そこへ割り込んできたルドルフの友人の高官たちが、
ハンガリーの分離独立運動について囁く。
ルドルフは政略結婚した妻ステファニーを愛しておらず、
母、皇后エリザベートに同情を引いてもらおうとするが拒絶される。
初夜のベッドでルドルフは新妻を拳銃と骸骨で脅す。

妻を伴って居酒屋に気晴らしに出かけたルドルフは、
なじみの高級娼婦ミッツィ・カスパーに心中を持ちかけるが拒絶される。
追い込まれたルドルフは、マリーに心中を持ちかけたところ、
愛と死の甘い幻想に魅せられたマリーは同意する。
マイヤーリンクの狩猟小屋で最後に激しく愛を交わした二人は、
破滅へと突き進んでいく。
(公式サイトより)


マックレーのルドルフです。
怪我をしたマックレーの舞台復帰の映像だそうです。
復帰演目にしては過酷なのを選んだものだ。
これが踊れるなら完璧だろう。
相手役はサラ・ラム。

サラ・ラムのマリーってなんとなく合わないような気がして、
どうかなぁと思ってたんだけど、抜群だった!
期待したマックレーよりもそっちに目がいった。
怪我明けとはいえさすがのマックレー。
何人もの女性との超絶技巧満載パ・ド・ドゥも
苦悩するルドルフ演技も完璧でしたが、なんか好みじゃなかったw
求める愛も得られず、女と薬に逃げた皇太子というより、
人生に疲れたお年寄り?に見えちゃったぁ。
だけど、お年寄りはあんなに動けないww
彼はやはり明るい役の方が好きかな。
ルドルフはワトソンがいいな。

それよりもサラ・ラムが良かったー。

ルドルフに陶酔し、死をもいとわぬ少女を体現。
2010年公演のワトソンがルドルフの時はラリッシュ伯爵夫人役だったけど、
あんまり印象にないんだな。マリーは素晴らしかった。
愛、狂気、麻薬、策略
ハプスブルク家の「マイヤーリング事件」は重い題材。
観るとグッタリしちゃうけどねw

今回は夏に「ロイヤル・エレガンスの夕べ2018」を率いてた
ラウラ・モレーラがラリッシュ伯爵夫人でした。
策士な感じがピッタリでした。

〈キャスト〉
ルドルフ(オーストリア=ハンガリー帝国皇太子)
スティーヴン・マックレー

男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ(ルドルフの愛人)
サラ・ラム

ステファニー王女(ルドルフの妻)
ミーガン・グレース・ヒンキス

オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ(ルドルフの父)
ギャリー・エイヴィス

エリザベート皇后(ルドルフの母)
クリステン・マクナリー

伯爵夫人マリー・ラリッシュ(皇后付きの女官、ルドルフの元愛人)
ラウラ・モレーラ

男爵夫人ヘレナ・ヴェッツェラ(マリー・ヴェッツェラの母)
エリザベス・マクゴリアン

ブラットフィッシュ(ルドルフの個人付き御者、人気者の芸人)
ジェームズ・ヘイ

ゾフィー大公妃(フランツ・ヨーゼフの母)
ウルスラ・ハジェリ
ミッツィ・カスパー(ルドルフの馴染みの高級娼婦)
マヤラ・マグリ

ベイミードルトン大佐(エリザベートの愛人)
ニーアマイア・キッシュ

四人のハンガリー高官(ルドルフの友人)
マルセリーノ・サンベリース・クラーク
トーマス・モックカルヴィン・リチャードソン

ルイーズ公女(ステファニーの妹)
アナ・ルイーズ・オサリヴァン

ラリッシュ伯爵
トーマス・ホワイトヘッド

カタリーナ・シュラット(独唱)
キャサリン・カービー





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2 コメント

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こんにちは(^^) (jun-sweets)
2018-12-13 10:46:07
合う合わないは別として、怪我明けでも素晴らしい公演をされていたのでしょうね(*^^*)
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jun-sweetsさん (kurukuru)
2018-12-15 00:44:20
怪我していたとは思えないくらいでした。
プロは凄いです。
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