いろいろなダンサーで何度も観ている英国ロイヤルのロミ&ジュリ。
今回は先月マシュー・ボーンの「白鳥の湖」で来日したマシュー・ボールがロミオ。
これは観とくかぁと、先週の土曜行ってきました。
始まってすぐに、今までよりカメラワークがかなりいいと気付く!
実に見やすいっていうか、ストーリーが追いやすい。
セリフの無いバレエは踊りでストーリーを表現してるわけで、
舞台上のどこを観るか、誰を観るかは大事。
ただ漫然と引き画面を映していれば、
そりゃ観たいとこ見ればいいんだけど、スクリーンなんだからアップも観たい!
今回は演出がちょっと違ってないか?と思うくらい、良かった。
(自分が今までちゃんと観てなかっただけかもw)
最初の市場のシーンですらゴチャゴチャ感がなかった。
そしてロミオ中心の三バカのバランスがバツグン。
ロミオも引き立つし、マキューシオとベンヴォーリオも魅せる。
しかし一番目を引いたのはジュリエットのヤスミン・ナグディ。
ええっ体幹凄くないですかぁ~。
リフトされた時のしなやかさがハンパない!演技もしっかりできてる。
すごくいいぞ。
自分的にはティボルトがちょっと薹が立った感がw
ギャリー・エイヴィスは好きなダンサーですが、パパ役じゃね?(失礼しました)
ロミオとのソードファトはカッコ良く決めてたので、彼でいいのか。
久々に英国ロイヤル正統派のロミ&ジュリ観た気がしました。
〈主なキャスト〉
ジュリエット:ヤスミン・ナグディ
ロミオ:マシュー・ボール
マキューシオ:ヴァレンティノ・ズケッティ
ティボルト:ギャリー・エイヴィス
ベンヴォーリオ:ベンジャミン・エラ
パリス:ニコル・エドモンズ
キャピュレット卿:クリストファー・サウンダーズ
キャピュレット夫人:クリスティナ・アレスティス
乳母:クリステン・マクナリー
三人の娼婦:ベアトリス・スティクス=ブルネル、ミカ・ブラッドベリ、ロマニー・パジャック
マンドリン・ダンス:マルセリーノ・サンベ
ローレンス神父:ジョナサン・ハウエルズ
ロザライン:金子扶生
2019年8月7日(水) 開演14:00 新国立劇場オペラパレス
吉田都さんの最後の公演観てきました~。
昨日、今日と2日間かぎりの公演です。
チケットは6月の時点で完売でしたね。人気の程がうかがえます。
ガラ公演の形を取りながらも東フィルの生オケ、舞台美術も簡素ながら素敵でした。
彼女の好きな演目だけで構成したんだなぁというのが伝わってきます。
そして、今活躍中の日本の若手バレエダンサーを
カンパニーを越えて集めて踊るなんて、ほかでは観られません。
おまけにムハメドフ出演です!
「シンデレラ」第3幕から
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:プロコフィエフ
吉田都
灰色のボロドレスで踊るシーンで幕開き。
シンデレラがトゥシューズを手に舞踏会を思い出すソロを
バレエ人生を振り返るイメージで選んだんだそうです。
「Flowers of the Forest」から "Scottish Dances"
振付:デヴィッド・ビントレー 音楽:アーノルド
池田武志、渡辺恭子、石川聖人、石山沙央理、塩谷綾菜、髙谷遼
スタダンの面々ですね。
スコットランドの民族衣装っぽいのがなかなかオシャレでした。
酔っぱらいの踊りとか入ってましたw
「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ゴットシャルク(ケイ編曲)
ミーガン・グレース・ヒンキス、ヴァレンティーノ・ズケッティ
毒蜘蛛ってタイトルですが、明るく軽快な作品でした。
「アナスタシア」第2幕から
振付:ケネス・マクミラン 音楽:チャイコフスキー
平田桃子、ジェームズ・ヘイ
英国ロイヤルの高田茜さんが怪我で降板。
代わりに来てくれたのが英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の平田さん。
さすがに上手い!!
「誕生日の贈り物 -Birthday Offering-」から抜粋
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:グラズノフ(アーヴィング編曲)
吉田都、フェデリコ・ボネッリ/島添亮子、福岡雄大/米沢唯、井澤駿/
渡辺恭子、池田武志/永橋あゆみ、三木雄馬/沖香菜子、秋元康臣/
阿部裕恵、水井駿介
すごく華やかで楽しい演目で見応えありましたね~。
それぞれのカンパニーでトップをはってる方々が、
都&ボネッリの周りで踊ってるって!
島添&福岡組は小林紀子バレエ・シアター×新国立劇場バレエだし。
金色衣裳で登場の都&ボネッリ。
なんかもうボネッリの王子感ハンパないわ~。
応援してる沖さんは都さんの隣の立ち位置だし!
このメンバーでもう1回観たいわ。
「白鳥の湖」第4幕から
振付:ピーター・ライト 音楽:チャイコフスキー
吉田都、フェデリコ・ボネッリ
吉田都のオデット見納め~
泣けてくるわw
「ドン・キホーテ」グラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー 音楽:ミンクス
米沢唯、秋元康臣
新国立劇場バレエ団×東京バレエ団の二人。
米沢さんってこんなに上手いんだーと思った!
秋元くんの技のキレっぷりはいつもに増してスゴw
でもなんか印象が違うぞ?と思ったら、なんと彼、笑顔で踊ってる~
秋元くん、いいじゃないかぁ~。
いつもそういう顔で踊ってくれよー、ステキに見えるぞー。
無表情な能面顔は卒業だ!
「リーズの結婚」第2幕から
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:エロール(ランチベリー編曲)
ミーガン・グレース・ヒンキス、ヴァレンティーノ・ズケッティ
「シルヴィア」第3幕から
振付:デヴィッド・ビントレー 音楽:ドリーブ
小野絢子、福岡雄大
「くるみ割り人形」グラン・パ・ド・ドゥ
振付:ピーター・ライト(レフ・イワノフ版に基づく) 音楽:チャイコフスキー
ヤスミン・ナグディ、平野亮一
う~んなんというか、平野くん、
日本のカンパニーの若手ダンサーに負けてるよー。
もう少しカッコイイとこ魅せておくれよ~
「ミラー・ウォーカーズ」から
振付:ピーター・ライト 音楽:チャイコフスキー
吉田都、イレク・ムハメドフ
ムハメドフ、出てきただけでうわぁぁぁだわ。
サポートするだけかと思ったら、ジャンプはするわ、
都さんを高く抱え上げるわでちゃんと踊ってました!
ちょっと調べたら自分と同年齢だったw
カーテンコールはたっぷり時間取って拍手の嵐です。
これが最後なんて寂しいかぎりです。
大きな花束を受け取った都さんにエスコートするボネッリがまたステキ!
来年から新国立劇場舞踏部門芸術監督です。
若手育成に向けて、また頑張るんだろうなぁ。
この公演はNHK BS4Kで10月7日、10月14日(再放送)に放送するそうです。
BSプレミアムは日時未定だそうです。
4Kは見れないのでBSプレミアム放送を待ちます。
2019年7月24日(水) 開演14:00 文京シビックホール
パリ・オペは久しぶりです。(チケット高いんだもんw)
今回はケガで来れなくなるというアクシデントが無かったみたいですね~。
観に行ったのはAプロのみです。
「眠れる森の美女」より
振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:P.I.チャイコフスキー
オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェ
初っ端オニール八菜でした。でもあれれ?グダグダ?
ジェルマン・ルーヴェとのパートナーリンクもよろしくなく、
王子の腕にぴょんと走り寄ってクルクル回ってフィッシュダイブの連続技、
かな~り危なかった。落とすんじゃないかとハラハラしてしまった。
「マノン」より“寝室のパ・ド・ドゥ”
振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ
ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ
ああ、やっとパリ・オペだw
さっきのは何だったのだろうと思うくらいのドロテ&マチューでした。
「失われた時を求めて」より“囚われの女”
振付:ローラン・プティ 音楽:カミーユ・サン=サーンス
アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザール
「白鳥の湖」第2幕より
振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:P.I.チャイコフスキー
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ
この二人、去年のバレエフェスの時も思ったけど、なんかつまんない。
一発目の眠りの時もそうなんだけど、
ジェルマン・ルーヴェ、ノーブル感バリバリで姿は美しいんだけど
つまんないww
確か「カルメンズ」は面白かった記憶が…王子様やるとつまんないのかww
でも、このジークフリートでエトワールになったんだよね?
「ヘルマン・シュメルマン」
振付:ウィリアム・フォーサイス 音楽 トム・ウィレムス
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン
別人オニール、二人ともカッコイイ!
生き生き見えました。
コンテに合わせてきたなら、無理にクラシック踊らなくてもいいのに~
と思ってしまった。
「プルーストー失われた時を求めて」より“モレルとサン=ルー”
振付:ローラン・プティ 音楽:ガブリエル・フォーレ
マチュー・ガニオ、オードリック・ベザール
バレエフェスでボッレとマチューが踊ったやつですね。
この演目、彫刻のような肢体で踊られると惚れぼれする~。
「ライモンダ」より
振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ドロテ・ジルベール
パリ・オペでは2008年から全幕上演されていないという「ライモンダ」。
その時に踊ったのがドロテなんだそうで、
彼女にとっても久々だったらしい。
「クロージャー」(日本初演)
振付:ジュリアーノ・ヌネス 音楽:フランツ・シューベルト
レオノール・ボラック、 マチュー・ガニオ
マチューの熱望で急遽上演が決まったという本作。
ヌネス本人が踊ってる映像はYouTubeで見ました。
マチューは綺麗に踊りますね~
「ル・パルク」より“解放のパ・ ド・ ドゥ”
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ 音楽:W.A.モーツァルト
アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザール
「エスメラルダ」パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:チェーザレ・プーニ
ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」から変更になった演目。
「ライモンダ」といい、「エスメラルダ」といい、
エトワールになる前のドロテを映像で見たことがあるので、
立派なパリ・オペの顔になったなぁなんて思いながら観てました。
2019年7月19日(金) 開演19:00 東京文化会館大ホール
〈ストーリー〉
第1幕
心を病んだカミーユ・クローデルが精神病院で暮らしている。
彼女に会いにきた彫刻家のロダンは、過去の様々な出来事を思い出す――。
アトリエに来た若い学生のカミーユに、ロダンはすっかり心を奪われた。
一方で、自宅で待っている内縁の妻ローズの献身的な愛には、
ろくに報いることがなかった。
ロダンの心の中に、カミーユとともに制作に励み、
作品を創り上げている自分の姿が浮かぶ。
カミーユは美貌、若さ、彫刻家としての才能と、
もてるものすべてを恋人であり、師であるロダンに捧げた。
しかし、傑作を生み出した作者としての栄誉はすべてロダンに与えられた。
ロダンが華々しく成功を祝う一方で、カミーユの存在は無視された。
第2幕
カミーユはロダンとの制作の場から出ていく。
取り残されたロダンにローズが寄り添い、
ロダンはブドウ祭りでローズに初めて会ったときのことを思い出す。
カミーユはロダンの元を去ったものの、どこにも落ち着くことができずに戻ってくる。
ロダンは帰ってきたカミーユへの激しい情熱と、ローズへの真摯な愛情の間で引き裂かれる。
『クロト』を制作したカミーユは、心身ともに限界を迎えていたところに
評論家たちに酷評され、自ら作品を破壊する。
そして悪夢のような幻影につきまとわれて狂気に陥り、精神病院に隔離される。
残されたロダンは一心に石を刻み続ける。
(プログラムより)
身体能力の高さを見せつけるようなアクロバテックな舞台でした。
映画にもなってるロダンとカミーユの話。
彫刻をする時の表現が秀逸ですね。
テーブルにのった塊を捏ね上げる、としか表現できない。
腕1本ずつ出来上がるってやつ。
それもこれも見た目の美しいダンサーが揃っているからこその美って感じです。
プログラムには"男性184cm以上、女性173cm以上のダンサー全員が
自らの肢体の可動域を極限まで拡大"って書いてありました。
いやもう動く彫刻ですよw
21年ぶりの来日公演らしいですが、21年前は観ていないので初です。
ストーリー的にはロダンというよりカミーユの話か?
これはこれで一つのスタイルなんだろうなぁとは思ったけど、
心に響くって程ではなかった。
って言うか、この日は日が悪かった。
前日の京アニ火災で心が動揺してた。(いまだに泣けてくる)
全く集中できないけど、チケ取ってしまってたから観に行った。
サンサーンスもラヴェルもうわの空だった…。
2019年7月17日(水) 開演13:30 開演18:30 Bunkamuraオーチャードホール
水曜日はマチソワ2公演観てきました。
(さすがに目が疲れた、首も痛しw)
昼はキャスト発表の前に取ってた1枚。
スワンはマックス・ウェストウェル、王子はジェイムズ・ラヴェル。
マックススワンはストレンジャーの方が好みだったかな。
そんなに身長高くないか?
群れの中にいるスワンはそんなに大きくないなぁという印象。
可もなく不可もなくw
でもやはりバレエ出身だけあってウィル・ボジアーの時より
動きがきれいでした。
それよりストレンジャーの時の余裕かました風が良かったですね~。
なかなかステキでした。
初演時にはまだ生まれてなかったというジェイムズ王子。
若い!若いなぁ。
一生懸命踊ってました。まだ段取りこなすのに精一杯か。
でも、頑張ってる感が好感度高いです。
スワンクバーのシーン、終盤に映るはずの白鳥映像が出ませんでした。
飛んでいく白鳥を追いかけて舞台からはけるはずが、
ただバーの前から公園に向かって走っていく恰好になっちゃいました。
〈主なキャスト〉
スワン/ストレンジャー・・・マックス・ウェストウェル
王子・・・・・・・・・・・・・・ジェイムズ・ラヴェル
女王・・・・・・・・・・・・・・カトリーナ・リンドン
ガールフレンド・・・・・・・・・・フレヤ・フィールド
執事・・・・・・・・・・ジョナサン・ルーク・ベイカー
夜公演は今回目玉のマシュー・ボール。
客の熱気も昼とはぜんぜん違う。
この回が彼の初日だったんですね。気付かずにチケ取ってましたw
ドミニク王子とニコル・カベラ女王は前回観たのと同じだったので
つつがなく進行し、2幕スワン登場。
うわっ別格!!
現役英国ロイヤルバレエ プリンシパルの力を見せつけられました。
これがスワンだ!
しなやかな腕の動きとジャンプの高さ、くるっと回った時の安定感。
さすがでございました。
実はマシュー・ボール、英国ロイヤルバレエで踊ってるのを見た時、
そんなに好きじゃないなぁと思ってて、
今回のスワンもさして期待してなかった。
「スワン踊るには腕の長さが足りん!!」と
腕フェチの自分は思ってたんだけど、
いざ、始まってみると3人のスワンの中で一番腕がキレイでした!!
指先まで神経が行き届いているってのはこの事だw
腕短いとはぜんぜん思わなかった(すみませ~ん)。
そして顔も綺麗ですね~。
印象としては、白鳥の群れを率いるリーダーというよりは
見た目がキレイな分、他の白鳥からハブられてる孤高の白鳥プリンスって感じ。
ドミニク王子が庶民に見えるくらい王子感バリバリ~w
ストレンジャーはやはりちょっと線が細いかなぁ。
もちろんカッコイイんですが、好みじゃないかも。
ストーリー的に、王子と白鳥の間にあるはずの愛がそんなに感じられない。
綺麗さが目立って、白鳥に求められる勇猛さが無い分、
包容力が感じにくい気がする。
初日でしたからね~、これからあと3回踊る事を考えると
千秋楽に観るとまたちょっと違う印象かもです。
あと執事がなんとマックス・ウェストウェルでした。
昼にスワン踊って夜執事、連投~w
そして、やはりそんなに背が高くない。
〈主なキャスト〉
スワン/ストレンジャー・・・マシュー・ボール
王子・・・・・・・・・・・・ドミニク・ノース
女王・・・・・・・・・・・・・ニコル・カベラ
ガールフレンド・・・・・・キャリー・ウィリス
執事・・・・・・・・マックス・ウェストウェル
今回の来日公演は、キャスト発表があったおかげで、
ちゃんと3人のスワンを観ることができました。
三者三様といった感じ。
ウィル・ボジアーは勢いのある若い白鳥。ジャンプは高いぞ!
マックス・ウェストウェルはお父さんっぽいw
マシュー・ボールは白鳥プリンス。
ガールフレンドも3人観ました。
2回目の昼公演に観たカトリーナ・リンドンが良かったな。
執事も3人。これも2回目のジョナサン・ルーク・ベイカーがカッコ良かったです。
2019年7月11日(木) 開演18:30 Bunkamuraオーチャードホール
白鳥始まりました~
初日の夜公演行って来ました。
今回は珍しく先に全日程のキャストが事前に出ました。
最初、1公演分だけ買ってあったけど、
キャスト出た時点であと2公演分買い足しました。
これでスワン3人観られます。
今回はマシュー・ボーン自身による新演出に変わってるって事で、
どこが変わったのか興味津々でしたが、大きくは違わなかったかな。
一番違ったのはスワンクバーのシーン。
いろんな輩がゴチャゴチャ踊ってるって印象が、
やたらスッキリしてました。
小銭稼ぎしてる子供もいないし、ゲイの水兵さんカップルもいない。
なので、酔っぱらった王子が蹴飛ばされるシーンも無しです。
プログラム読んだら、
"ここは個性的なキャラが大勢いすぎて、肝心なところに観客の目がいかない。
それで、アンサンブルのほとんどを似たような髪型と衣裳で揃え、
王子とガールフレンド、執事の存在を際立たせて何が起きてるのかが
明確に伝わるようにしました。"と書いてありました。
確かに分かりやすかった。
その場の主要3人が何やってるのかがちゃんと目に入って来る。
でも、ちょっと寂しいかなw
バーの客が同じようなカップルになっちゃってる感じがしたし、
いろんなキャラが何をやってるのか、見つける楽しさもあったんだよなぁ。
バーから追い出された王子が遠い目をして手を差し伸べてる後ろに
白鳥の群れが羽ばたいてるってのも
白鳥のシルエットアニメーションです。
これは公演冒頭、幕に映し出されたもののヴァリエーションか。
全体的に鳥としての白鳥を前面に押し出してた印象。
他にも衣裳だったり、舞台美術だったり、
3幕の舞踏会シーンも細かいところがちょいちょい変更になってました。
音源のスピードもちょっと変えてるところがあったように思う。
ロボトミー場面の影を使った演出は以前の方が好きかも。
で、この日のスワン、ウィル・ボジアーですが、
殆ど期待しないで行ったら、結構よかった。
ミュージカル畑出身らしいですね。
プロフィール読むと映画「美女と野獣」にも出てたらしい。
難を言えば腕の動きがちょっと雑に見えたのとエロさが足りないw
それ以外はジャンプ力もあるし、白鳥のセンターに立ってもしっかり目を引く。
リチャードよりは彼の方がいいなと思っちゃいました。
4幕目、ドミニクの王子観ながら、
ああ、ベット下から出てくるスワンだったんだよなーと。
スコット・アンブラーを踏襲した王子になったなぁ。
カンパニーのうち29人が新人だそうで、
オーディションに先立ち、"スワン・スクール"を開設したらしいです。
以前より、力強いスワン群舞って感じで、
足を踏む音も大きいし「シャーッ」っていう回数も多いようなww
スワン3人も初代スワン、アダム・クーパーの指導を受けたみたいだし、
見応えある舞台を3回観れるかな。
〈主なキャスト〉
スワン/ストレンジャー・・・ウィル・ボジアー
王子・・・・・・・・・・・・ドミニク・ノース
女王・・・・・・・・・・・・・ニコル・カベラ
ガールフレンド・・・・・カトリーナ・リンドン
執事・・・・アシュリー=ジョードン・パッカー
2019年3月16日(土) 開演14:00 東京文化会館大ホール
東京バレエ団初演のホームズ版「海賊」、
写真のチラシの3人とは別のキャストで観てきました。
元々のお話は英国ロマン派詩人バイロンの叙事詩(1814年)なんだそうで、
バレエ用に書き直された時点で元のストーリーとはかけ離れたものになり、
1856年のマジリエ版に始まり、プティパ版、グーセフ版、セルゲイエフ版と
いろんな人が色々手を加えてきたんだそうです。
で、今回はホームズ版です。
といっても、やはり海賊のストーリーはイマイチ好みじゃない。
ふ~んって感じしかしないww
これはダンサーの技を堪能する舞台ですかね。
今回、ダンサー全員が全力で踊ってるぞ!って気迫がありましたね~。
背の高いダンサーがいない中、
身体能力限界まで出し切る感じで頑張ってました。
好感度大です。
沖さんファンとしては上手くなってるなぁとうれしくなりました。
キラキラでした~。
地味な印象の秋元さんも、この人上手いんだよなぁと思ったし、
池本さんのアリはなかなかのものでした。
他のキャストの方々もそれぞれ気合い入ってました。
会場はおおいに沸いてました。
〈主なキャスト〉
メドーラ:沖香菜子
コンラッド:秋元康臣
アリ:池本祥真
ギュルナーラ:伝田陽美
ランケデム:宮川新大
ビルバント:井福俊太郎
アメイ(ビルバントの恋人):岸本夏未
パシャ:岡崎隼也
パシャの従者:永田雄大
第1幕 賑やかな市場
海賊たち:杉山優一、ブラウリオ・アルバレス、和田康佑、宮崎大樹、
山田眞央、後藤健太朗、昂師吏功、山下湧吾
海賊の女性たち:中川美雪、秋山 瑛、髙浦由美子、涌田美紀、
菊池彩美、酒井伽純、瓜生遥花、工 桃子
オダリスク:金子仁美、榊優美枝、吉江絵璃奈
第2幕 海賊が潜む洞窟
海賊たち、海賊の女性たち:海田一成-安西くるみ、後藤健太朗-中川美雪、
昂師吏功-上田実歩、山下湧吾-秋山 瑛
第3幕 パシャの宮殿
薔薇:二瓶加奈子、政本絵美、金子仁美、中川美雪、涌田美紀、安西くるみ
花のソリスト:加藤くるみ、上田実歩、髙浦由美子、 榊優美枝、菊池彩美、酒井伽純
振付:アンナ=マリー・ホームズ
(マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフに基づく)
音楽:アドルフ・アダン、チェーザレ・プーニ、レオ・ドリーブ、
リッカルド・ドリゴ、ペーター・フォン・オルデンブルク
編曲:ケヴィン・ガリエ
装置・衣裳:ルイザ・スピナテッリ
装置・衣裳協力:ミラノ・スカラ座
2019年3月3日(日) 開演15:00 東京文化会館大ホール
ひな祭りのちらし寿司ご飯は2日に済ませ、3日はバレエ観てきました。
コジョカルがゲストに来るってんでチケット取りました。
自分の中ではジュリエットの印象が強いコジョカルです。
オデットはどうかなと思って観たら、そんなに鳥っぽくはなかったw
でも儚げなオデットはさすがです。
オディールの方は腹黒くは見えないww
コジョカルだもんなぁ、元気ないい子に見える~
今回は文化会館2階席。
端っこの席だったけど、久々に正面から舞台を観たわけで、
白鳥はコールドのフォーメーションも見せ場だよなぁとあらためて思った次第で。
日本のバレエ団はどこもコールド綺麗に揃ってて美しいんだけど、
ここのはスゴイ複雑なフォーメーションをスイ~とこなしてた。
じーっと立ってるのも辛いけど、これはこれですごく練習したんだろうなぁ。
見事でした。
芸監の久保綋一版新訳「白鳥の湖」ということで、
大枠は一緒なんだけどストーリーがいつもの白鳥とちょっと違ってました。
プログラムによると…と言いたいところですが、
自分、買ったプログラム捨ててしまったー(´;ω;`)ウッ…
いらないチラシと一緒に回収BOXに入れちゃったらしい。
気が付いて幕間にBOXあさりに行ったけど、時すでに遅し。
回収された後だった…。
なので読んだストーリーうろ覚え~。
とある国にオデット姫がいて親の決めた婚約者がロットバルト。
でもオデットにはジークフリートという好きな人がいたんですね。
オデットの気持ちが自分に向かないもんで、怒ったロットバルトは
ジークフリートを手にかけ、オデットを自分のものにしようとしますが、
どうしても思うようにならないためオデットも絞め殺してしまいます。
これでロットバルトは
魔王として未来永劫生きていかなければならない運命に。
呪いをかけられたのは人を殺めたロットバルトです。
時は移りジークフリートは王子として生まれ変わり、
オデットは白鳥として生まれ変わります。
ここから通常の白鳥ストーリーが展開していきます。
最後の場面、騙されたと気付いて湖に走りくるジークフリート。
この辺で白鳥オデットとジークフリート王子は
前世で恋人同士だったと気づきます。
執拗に邪魔に入るロットバルトにオデットは
これは死なないと愛を成就することは出来ないと岩場から身を投げます。
その後ジークフリート王子が後を追って身投げ。
二人は天国で結ばれ、ロットバルトの呪いは解かれる。
確かこんな話になってたような…
なんかこれロットバルトを主役にしてやったらもっと面白くなりそうと
妄想全開してしまったww
今回、コジョカルは良かったんだけど、
もう一人のゲストダンサー、コルネホがイマイチだった。
素敵なジークフリート王子に見えなかったんだよなぁ。
ロットバルトにガタイのいいゲスト呼んでバンバン踊らせ、
ジークフリートには金髪のナヨイやつ呼んで右往左往させ、
オデットはキッチリ踊ってもらったら、面白そう~と思って観てました。
〈主なキャスト〉
オデット/オディール:アリーナ・コジョカル
王子:エルマン・コルネホ
ロットバルト:宮内浩之
王妃:関口祐美
ベンノ:新井悠汰
パドトロワ:竹田仁美 勅使河原綾乃
マリインスキーを観に行った前日、
ロイヤルのマイヤリング映画館上行ってました。
<あらすじ>
オーストリア=ハンガリー帝国皇太子ルドルフと、
ベルギーのステファニー王女との結婚を祝う舞踏会が華々しく開かれるが、
ルドルフは新妻ではなく、その妹に魅かれたそぶりを見せる。
宴の後、ルドルフは元愛人のラリッシュ伯爵夫人に、
ヴェッツェラ男爵夫人とその娘、マリーを紹介される。
そこへ割り込んできたルドルフの友人の高官たちが、
ハンガリーの分離独立運動について囁く。
ルドルフは政略結婚した妻ステファニーを愛しておらず、
母、皇后エリザベートに同情を引いてもらおうとするが拒絶される。
初夜のベッドでルドルフは新妻を拳銃と骸骨で脅す。
妻を伴って居酒屋に気晴らしに出かけたルドルフは、
なじみの高級娼婦ミッツィ・カスパーに心中を持ちかけるが拒絶される。
追い込まれたルドルフは、マリーに心中を持ちかけたところ、
愛と死の甘い幻想に魅せられたマリーは同意する。
マイヤーリンクの狩猟小屋で最後に激しく愛を交わした二人は、
破滅へと突き進んでいく。
(公式サイトより)
マックレーのルドルフです。
怪我をしたマックレーの舞台復帰の映像だそうです。
復帰演目にしては過酷なのを選んだものだ。
これが踊れるなら完璧だろう。
相手役はサラ・ラム。
サラ・ラムのマリーってなんとなく合わないような気がして、
どうかなぁと思ってたんだけど、抜群だった!
期待したマックレーよりもそっちに目がいった。
怪我明けとはいえさすがのマックレー。
何人もの女性との超絶技巧満載パ・ド・ドゥも
苦悩するルドルフ演技も完璧でしたが、なんか好みじゃなかったw
求める愛も得られず、女と薬に逃げた皇太子というより、
人生に疲れたお年寄り?に見えちゃったぁ。
だけど、お年寄りはあんなに動けないww
彼はやはり明るい役の方が好きかな。
ルドルフはワトソンがいいな。
それよりもサラ・ラムが良かったー。
ルドルフに陶酔し、死をもいとわぬ少女を体現。
2010年公演のワトソンがルドルフの時はラリッシュ伯爵夫人役だったけど、
あんまり印象にないんだな。マリーは素晴らしかった。
愛、狂気、麻薬、策略
ハプスブルク家の「マイヤーリング事件」は重い題材。
観るとグッタリしちゃうけどねw
今回は夏に「ロイヤル・エレガンスの夕べ2018」を率いてた
ラウラ・モレーラがラリッシュ伯爵夫人でした。
策士な感じがピッタリでした。
〈キャスト〉
ルドルフ(オーストリア=ハンガリー帝国皇太子)
スティーヴン・マックレー
男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ(ルドルフの愛人)
サラ・ラム
ステファニー王女(ルドルフの妻)
ミーガン・グレース・ヒンキス
オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ(ルドルフの父)
ギャリー・エイヴィス
エリザベート皇后(ルドルフの母)
クリステン・マクナリー
伯爵夫人マリー・ラリッシュ(皇后付きの女官、ルドルフの元愛人)
ラウラ・モレーラ
男爵夫人ヘレナ・ヴェッツェラ(マリー・ヴェッツェラの母)
エリザベス・マクゴリアン
ブラットフィッシュ(ルドルフの個人付き御者、人気者の芸人)
ジェームズ・ヘイ
ゾフィー大公妃(フランツ・ヨーゼフの母)
ウルスラ・ハジェリ
ミッツィ・カスパー(ルドルフの馴染みの高級娼婦)
マヤラ・マグリ
ベイミードルトン大佐(エリザベートの愛人)
ニーアマイア・キッシュ
四人のハンガリー高官(ルドルフの友人)
マルセリーノ・サンベ、リース・クラーク、
トーマス・モック、カルヴィン・リチャードソン
ルイーズ公女(ステファニーの妹)
アナ・ルイーズ・オサリヴァン
ラリッシュ伯爵
トーマス・ホワイトヘッド
カタリーナ・シュラット(独唱)
キャサリン・カービー
2018年12月9日(日) 開演14:00 東京文化会館大ホール
日曜にマリインスキー・バレエ最終日、観てきました。
今回は「ドン・キ」と「ガラ」と「白鳥」だったんですが、
シクリャリョーフだけ観たいなと思って「白鳥」のみ。
当初予定だったアナスタシア・マトヴィエンコが来れなくなり、
ヴィクトリア・テリョーシキナに変更になってちょっとがっかりしてた。
踊りがどうなのかは分からないけど、お顔が好みじゃなかったんだよなーw
チラシの写真です。
ところが、他の公演観た方々からすごくいいと評判聞いて、
そんなにいいのか?
韓国出身のキミン・キムもやたらいいとの評判。
WOWOWのバレエ プルミエールで紹介してたなぁ。
で、舞台上のテリョーシキナはもの凄く良かった!!
ゆったりとたおやかに余裕で白鳥踊ってた。
そして、気持ちいいくらい音楽とピッタリ合わせて踊ってる。
まるで、指先から音を奏でているように見える。
こうなるとお顔なんか関係ない!
芸術性にほれぼれするわ。
今回のオケはゲルギエフが総裁やってる
マリインスキー歌劇場管弦楽団も一緒に来日してるので、
マリインスキーのダンサーに合わせるのは慣れているんだろうし、
なにより音が凄かったwメチャメチャ盛り上がるオケだった~。
シクリャリョーフはもちろんキラキラでした~。
こちらもチラシの写真。
ジャンプ高っ!滞空時間長っ!
技が決まるとニコッとする~カワイイ!!
昔ながらのロシアバレエでキメ場面の直後、ご挨拶が入る。
普段はこれ、ストーリーの流れをぶった切る感じがして好きじゃないんだけど、
シクリャリョーフがニッコリご挨拶するもんだから
まさに王道の「白鳥の湖」観てるぞっ!!って気分w
マリインスキーは、やはり層の厚みがハンパないね~。
大きい白鳥3人いたし、別に2羽の白鳥もいる。
男性ダンサーもシュッとした感じの人が揃ってるし、さすがでございます。
この白鳥は3幕、ジークフリート王子がロットバルトの羽をもぎ取って勝利する
ハッピーエンドヴァージョン。
場面の解釈も見慣れたものとちょっと違ってて、けっこう納得する運び。
いや~素敵だったわ。
女性ダンサーの衣裳も可愛いかった。
ガラ公演も観ればよかったかなぁ。
シクリャリョーフの白鳥BD出ないかなぁ。
〈主なキャスト〉
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ(1895年)
改訂振付:コンスタンチン・セルゲーエフ(1950年)
台本:ウラジーミル・ベーギチェフ、ワシーリー・ゲーリツェル
舞台装置デザイン:イーゴリ・イワノフ
衣裳デザイン:ガリーナ・ソロヴィヨーワ
指揮:ガヴリエル・ハイネ
管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団
オデット/オディール:ヴィクトリア・テリョーシキナ
ジークフリート王子:ウラジーミル・シクリャローフ
王妃 (王子の母):イリーナ・プロコフィエワ
王子の家庭教師:ワシーリー・シチェルバコフ
道化:ウラディスラフ・シュマコフ
悪魔ロットバルト:アンドレイ・エルマコフ
王子の友人たち:マリア・ホーレワ
レナータ・シャキロワ
フィリップ・スチョーピン
小さい白鳥:タマーラ・ギマディエワ
アナスタシア・アサベン
スヴェトラーナ・イワーノワ
スヴェトラーナ・ルースキフ
大きい白鳥:マリア・イリューシュキナ
ユリアナ・チェレシケヴィチ
ズラータ・ヤリニチ
エカテリーナ・イワンニコワ
2羽の白鳥:ヤナ・セーリナ
レナータ・シャキロワ
スペインの踊り:アナスタシア・ヤロメンコ
アレクサンドラ・ポポワ
アレクサンドル・ベロボロドフ
アンドレイ・ソロヴィヨフ
ナポリの踊り:タマーラ・ギマディエワ
ヴャチェスラフ・グネーシク
ハンガリーの踊り:アリーナ・クラソフスカヤ
ロマン・マリシェフ
マズルカ:クセーニャ・ドゥブローヴィナ
オリガ・ベリク
ユリア・コブツァール
マリア・シェヴャコワ
アルチョム・ケラーマン
ドミトリー・プィハチョフ
エフゲニー・ジェリャービン
マキシム・ペトロフ