beatitude

好きなことだらけさ…

『彼が愛したケーキ職人』

2018年12月15日 | 映画 洋画

ベルリンのカフェで働くケーキ職人のトーマス(ティム・カルクオフ)は、
イスラエルから出張でやって来るなじみ客の
オーレン(ロイ・ミラー)と恋人関係になっていく。
オーレンには妻子がいたが、仕事でベルリンに滞在する間はふたりで愛し合っていた。
ある日、「また一カ月後に」と言って
エルサレムへ帰っていったオーレンから連絡が途絶える。
オーレンは交通事故で亡くなったのだ。
エルサレムで夫の死亡手続きをした妻のアナト(サラ・アドラー)は、
休業したカフェを再開し、
女手ひとつで息子を育てる多忙な日々を過ごしていた。
そんななか、トーマスが客としてやって来て、
職を探しているという彼を雇うことに。
やがて、ふたりは距離を縮めていく……。
(MovieWalkerより)


恋人を喪った男と夫を亡くした妻の喪失感が根底に
ずーっと流れている映画でした。
ある意味恋愛映画なんだけど、国、宗教、文化、セクシャリティが絡む
今まであまり観たことがない感じです。
オーレンが存在しなくなった世界で
トーマスもアナトも生きていかなければならない。
どちらも切ないです。
それぞれがそれぞれの思いで、寄り添おうとしている。
でも、事実を知ったアナトは…。

はっきりとした結末は出していないと思うんだけど、どうかな?
この先一歩踏み出すのか、そこまでは出来ないのか。

トーマス役のティム・カルクオフはまだ無名の俳優さんだとか。
彼のふっくりした体型と小麦粉をこねる手つきがなんともいいです。




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは(^^) (jun-sweets)
2018-12-15 10:37:00
事実を知った奥さんは複雑でしょうね(´・ω・`)
知った後がどうなるか気になります。
返信する
jun-sweetsさん (kurukuru)
2018-12-16 17:08:14
そこですよ。
最初は当然完全拒否でしたが、彼女のとった行動をどう見るかは…ってとこです。
返信する
アナトの気持ち・・・ (マチルダ)
2018-12-16 22:41:00
こんばんは!遊びに来ました~。

本命ではなかったものの、はるばる東京まで行って観られて、よかったな、と思った映画でした。
トーマスの方はすべてわかっていてアナトに近づいたわけですが、あとで事実を知ったアナトの気持ちはどんなだったことか・・・。
淡々として静かな映画でしたけど、すごく深いな、とも思いました。
返信する
マチルダさん (kurukuru)
2018-12-17 17:56:57
いらっしゃいませ~。
アナトは葛藤の嵐だったろうなぁと思いました。
最後の行動も自分の中で結論出てないままだったんじゃないだろか?
姿を確認したあと、どうするのか。
余韻の残る映画でしたね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。