幼い頃からの親友ローラ(イジルド・ル・ベスコ)を亡くし、
悲しみに暮れていた主婦クレール(アナイス・ドゥムースティエ)は、
ローラの夫・ダヴィッド(ロマン・デュリス)と
生まれて間もない娘の様子が気になり二人の家を訪ねると、
そこにはローラのワンピースを着て娘をあやすダヴィッドの姿があった。
そんなダヴィッドから女性の服を着たいと打ち明けられ、戸惑うクレールだったが、
やがて彼を“ヴィルジニア“と名付け、女友達として絆を深めていく。
「男に許されない事を全てやりたい」と
パリジェンヌのように美しく着飾った“彼女”と過ごすことが、
刺激と歓びに満ちた冒険へと変わっていくクレール。
夫・ジル(ラファエル・ペルソナ)に嘘をつきながらもヴィルジニアとの密会を繰り返すうちに、
クレール自身も女性としての美しさが増していくのだった。
そんな中、ヴィルジニアが男であることに直面せざるを得なくなったクレールが、
自分らしい生き方を見つめ、最後に選んだ生き方とは……。
(Movie Walkerより)
死体に花嫁衣装着せるのも、昏睡状態の人を女装させるのも、
言ってしまえばシュールな変態映画でしたが、
嫌悪感を抱かせない見せ方で面白かったです。
ダヴィッドに女性の服を着たいと打ち明けられたクレールの反応は至って普通。
みんなそんな感じの反応だよねと思っていたのに、
ローラの身代わりのヴィルジニアと楽しく過ごすうちに
妄想が暴走するタイプ?いやいや心の奥にある欲望か?
ロマン・デュリスも作り込むなぁ~。
意外に似合ってるのがなんともオソロシイww
ところでラストの解釈、どうなんでしょうねぇ。
ヴィルジニアは受け入れてもダヴィッドは受け入れられなかったクレール。
リュシーとのスリーショットにジルはいない。
"女"3人で暮らしているのか、単に2人は親友同士なのか…。
2015年8月27日(木) 開演19:00 Bunkamuraシアターコクーン
下の娘と観て来ました。
写真は会場のポスターですが、ライトが写り込んじゃってます。
この『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』は去年東京で公演した後、
パリ、ロンドンを周りの凱旋公演だそうで、
7月にグローブ座でやって全国周り、2度目の東京公演観たいですね。
9月の福岡公演が最後かな。
ポツネンはNHK‐BSで今まで7回放送してる
「小林賢太郎テレビ」でしか知りませんが、相変わらず面白い!!
舞台はセリフもほとんど無いし(擬音は飛び交ってましたw)、
見た目も、まるでモノクロテレビのようで色味が無い(ポスターそのままw)。
舞台美術は白いパネルが6枚。
ここにいろんな映像を映し、それにポツネン氏の動きが連動する形ですね。
その映像もモノクロw
ジャジャーンとキメの時だけカラーでした。
結構笑ってきましたよ~。
昆虫採集に行って捕まえてきたのが成長して、この白い生物になったんですが、
タコのようなクラゲのようなカブのような
これなんだろうと思っていたら球根だそうですww
そういえば、さらに成長して木になってました~。
黒子を務めたのはモンブランズの南大介さんでした。
二人のセリフ無しの掛け合いも面白かった!!
すべての演目が終わって、最後にあいさつに出てきた小林氏。
こんなジャンルのハッキリしない舞台を観に来てくれてありがとう。
説明しようにもできないですよね。
みなさん、友だちいないんだろうなぁと、
ここでも笑わせてくれました。
ようやっと家を出られるようになりました。
(前日も出てるけどwまあ、心置きなくって事で)
鍵の交換完了。
早速、渋谷のBunkamuraまで行って来ました。
前売券買ってて、こんな状態になってしまったので、半分諦めてたんだけど、
間に合いましたww
展示作品数は会場に置いてあるリストを見ると116。
アドルフ・ヴィレットの影絵劇用のピエロの作品が25-1、25-2になっていたので117か。
これを観ればこの時代なんだと分かるロートレックの「ムーランルージュ」が
最初に展示されていました。
ちょっと感動したのが、エリック・サティ作曲、シャルル・マルタン挿絵の
「スポーツと気晴らし」
これは展示の最後に映像コーナーで
高橋アキのピアノ演奏、エリック・ヴィエルの詩の朗読で観ることができます。
(映像制作は東京藝術大学音楽学部温覚環境創造科)
それは展示してある楽譜の音を聴くことができていいんですが、
絵として観た場合ちょっとザンネンな感じ。
当たり前だけど原画の素晴らしさが半減~。
(図録もそうなんだけどね)
譜面と対になっている一連の挿絵の色使いと構図に感動したわけで。
その挿絵とそれぞれのタイトルと譜面を観ると
譜面すら美しいイラストのように見えてくる。
「ブランコ」は譜面がブランコだよ!
「ヨットでの航海」は譜面から波が見える~。
「競馬」は笑ったw譜面からは馬の疾走感が感じられるのに
挿絵の方は競馬を見てる観客メインで馬は遠くの方にちょろちょろ。
「テニス」もそんな感じww
「ウォーターシュート」は譜面と挿絵がマッチしてる!って具合。
自分、譜面見て音が読み取れるわけではないので、あくまで見た目です。
抜粋3分だったけど、「パラード」の再演公演から
アクロバット―終幕も観れました。
当時の「パラード」実現までの紆余曲折が図録に載っていました。
大戦下のパリでコクトーが奮闘しバレエ・リュスが成功したんでしょうねぇ。
それにしてもピカソの衣裳デザインって…ピカソだわww
2015年8月24日(月) 開演19:00 東京芸術劇場 シアターイースト
留守番生活でしたが「月曜日は夜はチケット買ってあるし、
午前中は歯医者の予約が入ってるんだけど」とダンナに言ったら
会社を休んでくれましたよw(一日くらいいいよね~)
さて、下の娘と観て来ました。
松尾スズキの絵本が原作、脚本と演出はノゾエ征爾。
〈ストーリー〉
とある村で、おじいさんと暮らす女の子ルーシー。
ある日おじいさんが馬から落ちて死んでしまうが、ルーシーを悲しませまいと気づかった馬は、
おじいさんの皮をはいでそれをかぶり、おじいさんになりすます。
ルーシーはそのことに気づいていたが、馬の努力を気づかって知らないふりを。
成長したルーシーは王子さまと恋に落ちるが、王子は余命3ヶ月。
一方、おじいさんは生きていて、中身だけのままルーシーを見守っていた。
そしてルーシーを気づかって全身にペイントをすると、王子になりすます。
ついにふたりが結婚、という瞬間、おじいさんの皮をかぶった馬が待ったをかける。
その時、予想もしない事態が発覚し……。
(芸劇サイトより)
皮をはぐとかブラックだなぁと思ったけど、
まあ影絵的な表現で、でもバリバリとかうわぁーとかwww
照明が赤くなったりとかw
皮をはがれたおじいさんが登場したら、なんとゼンタイになってました!!
ここで小野寺修二さんのゼンタイが観れるとはwwww
皮を被った馬の方は、馬の着ぐるみの上からおじいさんの衣裳で汗だくwww
いやいや山中崇さん体力勝負っぽかったです。
唯一のイケメン王子役の栗原類くん、
時々おーい大丈夫かぁってシーンはあったけど頑張ってました。
登場シーンは結構インパクトありましたよ。一応、白馬に乗った王子さまでしたもん。
主人公ルーシーの岸井ゆきのちゃん、ポスターで見るよりずっと可愛かったです。
くるくるとよく動く身軽な子ですね~。
気付いてなかったけどTBS深夜ドラマ「るみちゃんの事象」のなほちゃん役だったんですね。
いや~同じ子とは思えない。
これって子供向けの舞台なのか、大人ターゲットなのか分からなかったんですが、
会場には小学生くらいのお子様が何人かいました。
(大人+こどものセット券を販売してるんですからお子様OKって事かw)
開演前にロビーでお客さん(主にお子様)に向けて
「気づかいのうた」の踊りのレッスンが行われていました。
渡辺いっけいさんが観に来ていて、その様子をニコニコしながら見てました。
そのロビーの壁には落書きコーナーが、奥の方には
絵本「気づかいルーシー」の原画も展示してありました。(撮影不可でした)
音楽劇って事で歌や踊りが入った明るい雰囲気で、
ずーっとニヤニヤ笑いながら観てたような気がします。
皆さんの歌はちょっとキビシイ感じもしましたが、
音楽の生演奏はなかなかいい感じで
観終って面白いかったね~と笑いながら帰って来れる舞台でした。
〈キャスト〉
ルーシー:岸井ゆきの
王子さま:栗原類
馬:山中崇
おじいさん:小野寺修二
兵隊・アーティスト・神父・お妃:川上友里
兵隊・アーティスト助手・王さま:山口航太
音楽家さん:田中馨
音楽家さん:森ゆに
全身タイツをこよなく愛する人々“ゼンタイ”。
全身タイツをまとうことで、性別や外見、職業や地位など
社会で生きる上でまとわりついてくるものから解き放たれようとしている。
本作では全身タイツや愛好家たちにまつわる
おかしみと痛みがないまぜになった6編のエピソードが綴られる。
そしてそんな全身タイツ愛好家たちのオフ会がカラオケボックスで開かれることになる……。
(Movie Walkerより)
家で腐っている自分に友人が貸してくれました。
(友人は全身タイツ愛好家ではありませんw)
2013年に劇場公開した作品ですが、
レイトショー上映だったので観るのをあきらめてた作品です。
NHK朝の連ドラ『花子とアン』の仲間由紀恵の相手役だった中島歩くんの
映画デビュー作品だそうで、
1話目のエピソード「草野球」にいきなりアップで出てました。
まだまだ初々しい~(セリフは下ネタwwタイツは着ませんザンネン。)
最初からゼンタイの方々が出てくるのかと思ってたら違いました。
6話エピソードを微妙にリンクさせながらのオムニバス映画。
プロ、アマ問わないワークショップでエチュードをやってもらい、
それをほとんどそのまま映画にしたみたいですね。
映画館で観たら、う~んって感じかも。
家でDVD見てる分には面白かったかな。
橋口監督の他の作品は観てませんが、
どうやら生きていくのが下手な人々がもがきながらも頑張る姿を
悲哀と笑いを込めて見せるってお得意なのかな?
今回もそんな感じで、
メンバー不足に悩む草野球チーム「草野球」
女性コンパニオンの新人vsベテラン「コンパニオン」
仕事帰りの居酒屋で男ってのは…にこだわる「発泡酒」
バイト女子4人に総攻撃をくらう主任の女「レジ店員」
全身タイツ愛好家オフ会「ゼンタイ」
レシピ盗作犯とネット上で叩かれる主婦「主婦」
タイトル見ただけでも悲哀がにじみ出てるww
普通に暮らしてて、電車で隣に座ったオジサンがゼンタイかもしれない…。
2015年8月16日(日) 開演14:00 東京文化会館大ホール
ガラ公演は初めて行って来ました。
だってチケ代は高いは抽選だはで、いつも諦めてましたが、
今年は当たりました。(抽選のあとで普通に売ってたみたいですね。)
高くても会場はいっぱいでしたね~。
【第1部】
「ドリーブ組曲」
振付:ジョゼ・マルティネス/音楽:レオ・ドリーブ
リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン
リュドミラ・コノヴァロワ、Bプロで観た「眠り」よりこっちの方が合ってたような気がした。
エイマンは相変わらずキッチリ踊ってて、パリオペの実力を見せつけてました。
「三人姉妹」
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ
久しぶりに「三人姉妹」観たな~。
サラ・ラムは海賊なんかよりやはりこっちだわ。
たおやかにしなやかに。
ムンタギロフもステキに見えました。
「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア/音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン
ゴルトベルク変奏曲でこの振付…ちょっとびっくり。
金髪で肌が白い二人は照明の妙で、まるで金塗りでもしているかのよう。
性を感じさせない独特な雰囲気がありました。
踊るダンサーで、まったく印象が違うんではないかと思わせる作品でした。
「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ
Bプロで観てスゲーと思い、2回も観れてうれしーでした。
【第2部】
「ヌアージュ」
振付:イリ・キリアン /音楽:クロード・ドビュッシー
ディアナ・ヴィシニョーワ マルセロ・ゴメス
「カルメン組曲」
振付:アルベルト・アロンソ/音楽:ジョルジュ・ビゼー/ロディオン・シチェドリン
ヴィエングセイ・ヴァルデス ダニーラ・コルスンツェフ
相手がオシール・グネーオじゃなかったんですね~。
もうちょっと盛り上がるかと思ったけど…。
「ル・パルク」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ /音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ
ルグリの「ル・パルク」が観れた~。
Aプロ、Bプロ、ガラといろんな演目を見せてくれました。
「さすらう若者の歌」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:グスタフ・マーラー
オスカー・シャコン フリーデマン・フォーゲル
この二人で踊ってるってなんか不思議な感じがw
会場にジル・ロマン観に来てましたね。
【第3部】
「ウロボロス」
振付:大石裕香 /音楽:ヤン・ティルセン、ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ、アレックス・バラナウスキー
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
かなり好みの演出!!
この作品は短いものなのかな?もう少し長く観てみたい気がした。
「白鳥の湖」より "黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ /音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
デカイ黒鳥バッサバッサって感じw
マリーヤ・アレクサンドロワはとにかく見せ方が上手いです。
「ハムレット」
振付:ジョン・ノイマイヤー /音楽:マイケル・ティペット
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
これハムレットなんだ~。やっぱりよく分からない?
「シェエラザード」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ
上野水香 イーゴリ・ゼレンスキー
「ヴォヤージュ」
振付:レナート・ツァネラ /音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ウラジーミル・マラーホフ
【第4部】
「ジゼル」
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー /音楽:アドルフ・アダン
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
絶品の「ジゼル」を魅せてもらいました。
「タンゴ」
振付:ニコライ・アンドロソフ /音楽:アストル・ピアソラ
ウリヤーナ・ロパートキナ
瀕死の白鳥からこれかーい!!すごい人であります。
会場を魅了してました。
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
オレリー・デュポン エルヴェ・モロー
いやいや椿の3幕はこれでしょ!!
モローのカッコ良さが光ってました。
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー
キラキラの白ドン・キでした!!
ドン・キといえば赤黒。
その片鱗が全く無い白とゴールドの世界でバリッと踊ってました。
ヤーナ・サレンコはマックレーと組んだ時が一番輝いて見えるなぁ。
指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル (「三人姉妹」「椿姫」「ル・パルク」)
この先は恒例の【第5部】初見ですww
【ファニー・ガラ】
「カルメン」よりエスカミーリョのソロ
ヴィエングセイ・ヴァルデス
「瀕死の白鳥」
ダニーラ・コルスンツェフ ワレリー・オブジャニコフ エドウィン・レヴァツォフ
はい、後ろ向きで出てきてそのまま去るwww
レヴァツォフに無理くり押し出されて瀕死に踊る。
最後、ロープを引っ張ると台の上に乗ったハープを弾く天使オブジャニコフ登場。
ダニーラ・コルスンツェフってこんなのやるんだ!!wwww
「お嬢さんとならず者」
ウラディスラフ・ラントラートフ マリーヤ・アレクサンドロワ
ラントラートフ、リボン似合い過ぎでしょww
マリーヤ・アレクサンドロワってこんな小柄だったんだと衝撃ww
最初、誰だか分からなかった!!
「こうもり~Die Vladmaus」
ウラジーミル・マラーホフ マリア・アイシュヴァルト
リュドミラ・コノヴァロワ ディアナ・ヴィシニョーワ
キャラクター入ると途端にイキイキして見えるのは気のせい?
あ~やっぱりマラーホフは上手いんだなぁw
「4羽の白鳥」×2
アレクサンドル・リアブコ フリーデマン・フォーゲル ダニール・シムキン
マチアス・エイマン エドウィン・レヴァツォフ エルヴェ・モロー
オスカー・シャコン スティーヴン・マックレー
ずら~っと並びましたねぇwww
シムキンはなりきりピカチュウ(ドンキで買ったのか?)
オスカー・シャコンも入ってたんですね。確認できなかった。
「眠れる森の美女」~オーロラ姫のお誕生日
マルセロ・ゴメス
ヤーナ・サレンコ シルヴィア・アッツォーニ
マリア・アイシュヴァルト ディアナ・ヴィシニョーワ
トリはゴメスwwwwインパクトあり過ぎ~。
ピンクの薔薇がよくお似合いでww
これがやりたいがためのフェス参加――のような気がするww
女性陣がやたらカワイク見えました~。
(いやいや、ゴメスも美しいですww)
いつにも増して、激しくダンサーの交代があったバレエフェスでしたが、
無事に3公演観ることができました。
(置引き騒動でどうなる事かと思ったけどw)
ガラ公演の最後にいつもの「See You Again! 3年後に会いましょう」看板出ましたw
2018年にちゃんとやるそうです。
2020年のオリンピックの年には特別公演としてやるとも言ってたなぁ。
こりゃまたせっせとお金貯めなきゃだわ~。
めちゃめちゃ目が疲れました。
2015年8月13日(木) 開演18:00 東京文化会館大ホール
ダンナに留守番させて行って来ました。
久々のシャバは自分が自由になったようで何とも言えない気分w
とにかく行けてよかった~。
【第1部】
「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
ヴィエングセイ・ヴァルデス オシール・グネーオ
技見せの二人!!さすがの安定感!!言う事ないです。
「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"
振付:トワイラ・サープ/音楽:フランク・シナトラ
イーゴリ・ゼレンスキー
なぜ、ゼレンスキーがこの演目なのかナゾw
なんかもっとこう、クサ~い演技のできる男がこれでもかってカッコつけて踊った方が…。
「ペール・ギュント」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルフレット・シュニトケ
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
どこから見てもノイマイヤーだわ!!でもよく分からなかった。
全幕で観たら分かるんだろうか?
「ライモンダ」より 幻想のアダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ウリヤーナ・ロパートキナ ダニーラ・コルスンツェフ
ダニーラ・コルスンツェフ、Aプロの白鳥の時もマントだったよなぁ。
マント好きなのかな?
「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ
ラドメーカーが踊るはずだった椿姫。
ものすごーく残念だったけど、リアブコのアルマンは絶品だった!!
情熱的なアプローチとはこの事だと言わんばかりの押しまくりアルマン。
それに答えるマリア・アイシュヴァルトのマルグリットのあしらい方も素晴らしく
この二人で全幕観たいなぁと思ったけど、叶わないだろうなぁ。
第1部の目玉はこれだった。
【第2部】
「眠れる森の美女」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン
エイマン、王道をキッチリ踊ってました。
ミリアム・ウルド=ブラームの代わりのリュドミラ・コノヴァロワは
オーロラがあんまりにあってないような…。
「ノー・マンズ・ランド」
振付:リアム・スカーレット/音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
すいません、寝てました。
舞台暗いんですよ~。時々意識ありましたが、覚えてません。
コジョカルが素晴らしかったらしいですね。
「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ
サラ・ラム、めっちゃカワイイんだけど、この二人、海賊似合わなくね?
踊りは文句なしなので、別の演目で観たかったなぁ。
「ヴァーティゴ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
ディアナ・ヴィシニョーワ マルセロ・ゴメス
いやぁ~、マシュー白鳥以来のゴメス。
フェスの時のゴメスはいつもハダカ。パン一か腰巻のみって姿。
思いっ切り肉体を魅せつけてくれました。
フェス直前に参加してた「カーマン」の舞台。
ジョナサン・オリビエの事故死報道はショックでしたね。
「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ミキス・テオドラキス
オスカー・シャコン
曲が始まってすぐにベジャールんとこの人だぁとw
【第3部】
「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー
安心して観ていられるロミジュリでした。
この第1幕のパ・ド・ドゥはいろんな人の舞台を思い出してしまいますが、
それをかき消してくれる程に息ピッタリの二人でした。
「伝説」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
タマラ・ロホ アルバン・レンドルフ
ロホのマルグリットはいいんだけど、アルバン・レンドルフのアルマンは…。
リアブコ観ちゃったあとだと、分が悪いw
「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク /音楽:ジャック・ブレル
ダニール・シムキン
シムキンお得意の演目ですが、大人っぽくなりましたね~。
少し味が出て来ました。
「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
オレリー・デュポン エルヴェ・モロー
立ってるだけで絵になる二人。
美しい「マノン」が繰り広げられました。
【第4部】
「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ ウラジーミル・マラーホフ
やはりマラーホフが厳しいかな。
うまく体型カバーできるデザインになってる衣裳でしたが、う~ん。
ジュリエットであんなにキラキラに見えたヤーナ・サレンコも
なんか違う人みたい。先生と踊ってる気分?
「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ウリヤーナ・ロパートキナ
「シルヴィア」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
よく分かんないけど、「ペール・ギュント」より面白かったかな。
「こうもり」よりパ・ド・ドゥ
振付:ローラン・プティ/音楽:ヨハン・シュトラウス2世
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ
めちゃめちゃ楽しそうに踊ってたルグリ!!
もうそれだけでうれしい~
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
技的にはAプロの最後に踊ったヴィエングセイ・ヴァルデス&オシール・グネーオの方が
見応えありましたが、
マリーヤ・アレクサンドロワ&ウラディスラフ・ラントラートフの二人は
場の盛り上げ方が上手い!!
あのノリで終わらせるのはさすがです。
フィッシュ・ダイブは床に着きそうでハラハラしましたw
フィナーレは最後に出てくる「See You Again! 3年後に会いましょう」の看板が出なかった!!
これは…3年後にやるかどうか確定してないって事かな?
ただ単に看板出さなくなっただけなのか…。
最後の最後、恒例のタオル投げ。
センターでマラーホフがヒョロヒョロ投げてたのを
ルグリが抱えて舞台奥に連れ帰ってたwww
指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル (「ノー・マンズ・ランド」「椿姫」)
チェロ:遠藤真理、ハープ:田中資子(「瀕死の白鳥」)
出演:矢島まい[東京バレエ団](「こうもり」)
次は日曜日のガラだ。