“ももへ”とだけ書かれた手紙を遺し、11歳の宮浦もも(声:美山加恋)の父は天国に旅立ってしまった。
「ほんとうはなんて書きたかったの?」と
心ない言葉をぶつけ、仲直りしないまま父を亡くしたももは、その想いを抱えたまま、
母いく子(声:優香)と瀬戸内の汐島に移り住む。
慣れない生活に戸惑うももだったが、
ある日、不思議な妖怪“見守り組”のイワ(声:西田敏行)、カワ(声:山寺宏一)、マメ(声:チョー)と出会う。
食いしん坊でわがまま、しかし愛嬌たっぷりの彼らには、実は大切な使命があった……。
そんな中、いく子はもものために明るく振舞いながら過ごしていたが、
ちょっとのすれ違いからももとケンカをしてしまい、さらにいく子は病に倒れてしまう。
母が自分のために無理をしていたこと、母の想いに気づいたももは、
“大切な想いを伝える”奇跡を起こしていく……。
(goo映画より)
12年ぶりという沖浦啓之監督のプロダクションI.Gによる長編アニメ。
『人狼 JIN-ROH』とはまったく違う作品。
ストーリーを読むと沖浦監督も大衆ウケ狙ったんですかぁとか思って
たいして期待しないで劇場へ。
出だしの背景でやられた。
大画面で観る価値ありの美しい映像でした!
TVで見ても吸い込まれるような感じはあじわえないだろうなぁ。
そこからもう、背景にしか目が行かなくなっちゃいましたw
完璧なロケハンをしたであろう風景や建物。
ただ写真から安易に起こしただけではない作画、惚れ々しました。
背景美術観るだけでも価値あり!!
人物作画はいく子お母さんで、ああ人狼の監督なんだなぁとしみじみw
ストーリーはまあ普通だったけど、見せ場はちゃんと感動。
妖怪がももを助けるってどうやって?と思い、
その手できたか!とうれしくなっちゃいました。
それにしても、喘息の発作はリアルだったなぁ。
上の娘が発作を起こした時の事を思い出して、
観てて苦しくなってしまった
あれはホント傍で見てると息が吸えなくて
死んじゃうんじゃないかと思ってしまうんですよね~。
声優の方々も違和感なくてOK。
ベタベタのアニメ声優持ってこなかったのは正解でした。
さすがの山ちゃんはいいとして、
西田敏行本人にしか見えないイワがキャラ立ちしてましたねw
ひとつ難を言えば、ももやお母さんの笑ってる作画かなぁ。
リアルに寄り過ぎて、ちょっと作り笑いに見えちゃう。
もう少しアニメ顔にしてもよかったような気がしました。
そしたらキャラ的にもっと魅力的に映るんじゃないかな、なんて。
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