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好きなことだらけさ…

『オーケストラ!』

2010年04月30日 | 映画 洋画

いやぁ~、驚くほど混んでました!!
ダメだろなと思いつつ、1回目の上映時間30分前に行ったら、整理の兄さんが「立ち見なら入れます。」
チケだけ買って「2回目にします。」と言ったら「1時間前には並んでください。」という状態。
2回目の1時間前、劇場に戻ったら既にいっぱい並んでました。
席に着いてからもゾクゾク人が入ってきて、後ろは立ち見でいっぱい。
通路はチラシに座って観る人で埋まりました。
こんなに混んだ映画館は久々でした



ロシア・ボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働く、さえない中年男アンドレイ。
そんな彼だが、かつて栄えあるボリショイオーケストラで主席を務めた天才指揮者だった。
共産主義時代、“ユダヤ主義者と人民の敵”と称されたユダヤ系の演奏家たち
全員の排斥を拒絶し、名声の絶頂期に解雇されたのだ。
そんなある日、清掃中にアンドレイは1枚のFAXを目にする。
それは、演奏を取りやめたサンフランシスコ交響楽団の代わりに、
パリのブレイエルに出演するオーケストラを2週間以内に見つけたいという内容のものだった。
FAXを見た瞬間、アンドレイは正気の沙汰とは思えない、とんでもないことを思いつく。
それは彼と同じく、今や落ちぶれてしまった、かつてのオーケストラ仲間を集め、
偽の楽団を結成し、ボリショイの代表としてこのコンサートに出場するというものだった!
タクシー運転手、蚤の市業者、ポルノ映画の効果音担当・・・モスクワの片隅で
かろうじて生計を立てていたかつての仲間たちを説得にまわるアンドレイ、ところが・・・・。
(公式サイトより)



何が面白いって、パリに乗り込んでからの団員たちの逞しさ!!
オケなんがウッチャッてそれぞれ自分の商売を展開し、リハの呼び出しは携帯ブチっと完全無視!
せっせと荒稼ぎにいそしんでるところ。
そんな彼らをその気にしたのは、今は亡きあるバイオリニストの存在。(この辺が話の根幹)
本番当日に集まった彼らは、1度も合わせないまま、舞台で音を出すんですが、
ここが最高普通はCDにしろ、生演奏にしろ、完成されたオケの音しか聴く機会はないですよね。
それが、一人々の音は良いんでしょうが、全く合っていないバラバラのオケ!
合ってない音楽とはこんな気持ち悪い音なんだ!と感心してしまいました。
その音がクライマックスに向かって素晴らしいハーモニーになっていきながら、
隠されていた秘話が明らかになっていきます。

とはいえ、そこはフランス映画。ハリウッド映画のように大仰に感動を煽ったりせず、
エスプリを効かせながらサラリと感動に持って行きます。

使用楽曲もチャイコの「ヴァイオリン協奏曲」を中心に、なかなかいいところを使ってました。
『オーケストラ!』公式サイト




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『シアター!』

2010年04月29日 | 

『シアター!』 有川浩 著 メディアワークス文庫

有川浩の作品は『図書館戦争』シリーズを別冊を含め完読してますが、
他は読んだことがなく、『シアター!』が2種類目(?)です。

良くも悪くもライトノベル!『図書館戦争』同様、登場人物、場面、声、全てが
頭の中で映像化され、まるでアニメを見ているように読み進んでしまいます。
おまけに今回は画付きでキャラ設定を巻頭にズラッと提示してあって(これってマンガの単行本だよね)
この画で動くは動くは、読後は半期分(全11~12話)のアニメを一気見した気分で
ああ~面白かったってなもんです。
(出だしを読んで、2、3日後に一気読みしました)



経営難の劇団に現れた救世主は、鉄血宰相!?
小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!
その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。
司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。
できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。
新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。
そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが……!?
(本書裏表紙より)


しっかりした金銭感覚を持ち、普通の大人として生きている兄:司と
大学生感覚のまま、好きだから貧乏も当たり前と、マイナー劇団を主宰している弟:巧。
劇団の話だから巧の方がメインかと思いきや、どちらかと言うと司の方がメインかな。
小劇団というある意味閉じた世界を外側から関わっていく司が
読んでいる側には一番近いかもしれません。
(演劇とか劇団関係の方々が読むとまた違うのかもしれませんが。)
赤字劇団の泣き虫主宰とはいえ、それなりに才能がありそうな巧と
そんな弟を信頼してついて行っている団員に対して
自分は「作る側」の人間ではないと、関わる度に思い知らされる司。
その事実自体は、役者の父親をもった子供の頃から分かっている寂しさなので、
そこはオトナの司さん、慌てず、妬まず、淡々と…鉄血宰相カッコイイかも
もう一人のメイン羽田千歳は、プロとしてやっていくにはの部分を担当かな。
この子の自分に自信を持ちたい、上手くなりたい、という気持ちも伝わってきます。

演劇畑ではありませんが、自分も若い頃は「作る側」のプロを目指して懸命にやってました。
才能がないと気が付いて結婚に逃げました~




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『ドン・ジョバンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』

2010年04月27日 | 映画 洋画

オペラ〈ドン・ジョバンニ〉の主人公スペイン貴族のドン・ジョバンニ、稀代のプレイボーイ。
映画ではダ・ポンテが自らをドン・ジョバンニに投影させてこのオペラを完成させたという解釈です。
しかし、ロレンツォ・ダ・ポンテ、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ジャコモ・カサノヴァ、
主要人物のこの3人がそれぞれドン・ファンではないでしょうか。
なにせ、それぞれを主人公にして1本ずつ映画が作れるくらい、
それぞれのモテっぷりは凄かったはずです。



そして映画はこのオペラ〈ドン・ジョバンニ〉がモーツァルト×ダ・ポンテで
どのようにして出来上がったかという部分に焦点が当たっています。

以前観たオペラ系の映画『ラ・ボエーム』は舞台をそのまま映像化した映画でしたが、
これは舞台を制作している劇作家と音楽家の映像とオーバーラップさせながら
舞台映像を上手く絡ませてクライマックスに持って行きます。

美しいなぁと思ったのは、美術と衣装です。
現実の18世紀ヨーロッパの背景もどこか書き割り風で、
現実とダ・ポンテの頭の中に広がる舞台の場面が交差するシーンは
まるで、バレエの舞台でよく見られるように
手前で一つのストーリーが進んでいて、背景の絵が透けると奥では別のストーリーが進んでいる
というような作りになっていて、トランスライトを多用した美しい映像になってました。
メイクと衣装も18世紀のあの独特の白塗りにほくろ顔ですか、
どこかブっ飛んだ雰囲気があり、目を引きます。


ダ・ポンテは背徳行為に因ってヴェネツィアを追放された後の1781年、ウィーンに新天地を求めた。
友人カサノヴァの紹介で、サリエリと出会い、そして新進作曲家のモーツァルトと出会う。
イタリア語のオペラ制作に意欲的なモーツァルトの台本を任されたダ・ポンテは
稀代の色男“ドン・ジョバンニ(ドン・ファン)伝説”に新たな視点を投げかける。
それは、オペラの主人公同様に、多数の女性を虜にした自らの愛の体験を反映させる構想だ。
その物語に魅せられたモーツァルトは身を削って作曲に没頭していく……。
(公式サイトより)



今回、またしても睡魔と戦いながら観てましたが、
主人公ロレンツォ・ダ・ポンテ(ロレンツォ・バルドゥッチ)がかなり好みの美しさだったので、
そこばっかり観てました
18世紀白塗りメイクがメチャクチャ似合ってる男って
オペラシーンも監督のカルロス・サウラが吹き替えを一切認めなかったため、
本物のオペラ歌手が登場しているという事で、歌声もすばらしい物になってます。




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『宝塚BOYS』

2010年04月26日 | コミック

『宝塚BOYS』 漫画:小宮なつ 原作:東宝芸能 原案:辻則彦 プリンセスコミックス 秋田書店

日曜日、渋谷のBOOK OFFで見つけました。
裏表紙にあの「宝塚」に男子部があった!――実話をもとにした感動の青春グラフィティ!とあります。
ええっ!!とパラパラ中を見ると終戦後、一時ホントにあったらしく
2007年、2008年と舞台化されてて、その舞台写真まで載ってる!びっくりした

中身はマンガとしてどうかっていうと面白くないというか、
どうという事はないというか、へえ、そうなんだ止まりです
たぶん原案の辻氏が書いた『男たちの宝塚―夢を追った研究生の半世紀』(のじぎく文庫)を
読んだ方が面白いのかな?

終戦後、元々「宝塚」という華やかな舞台に憧れていた青年たちが
自分たちも舞台に立ちたいと強く願い、1人の青年が創始者である小林一三さんに手紙を書いて
男子部結成になったんですが、馬の足とか陰コーラスの仕事はあれど
なんだかんだあって、ライトを浴びる事は1度もないまま、解散した――という内容です。
時代が時代だけに青年たちはみんな熱いし、画もきれいでいいんですが、感動はちょっと…

自分の友達にも塚ファンはいます。出マチ、入マチは当たり前らしいです。
自分は生舞台を観たことがないので何も言えませんが、
ミュージカル自体がそんなに好きではないので入り込めない気がしてます。
塚ファンの方が読むと感動するのかなぁ…

2010年8月「宝塚BOYS」が新生・BOYS 誕生!!と銘うって3度目の舞台化だそうです。
興味のある方は行ってみてください。




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『四畳半神話大系』

2010年04月24日 | アニメ

『四畳半神話大系』 4/22(木) 深夜24:45~ フジテレビ


第1話 「四畳半恋ノ邪魔者」


今期のノイタミナはいいなぁ。
制作:マッドハウス、監督:湯浅政明、キャラデザ:伊東伸高
とくれば『ケモノヅメ』や『カイバ』。
キャラデザ原案:中村佑介で彼の画のティストを潰さず
上手いことアニメ化してますね。
小津のデザインはより『カイバ』っぽくて、うちでは大ウケでした。

原作は森見登美彦。
この原作は未読ですが、主人公「私」が冒頭からまくしたててるのを聞いていたら、
うわぁ~森見だぁ!!と出だし読むのに苦労した『夜は短し歩けよ乙女』を思い出しました。
まわりくどい言い回しも、この画と音声で聞くと頭に入ってくる気がします

中村佑介のイラストは初めて見たとき、林静一!?の現代版?と思ったものです。
自分には竹久夢二林静一中村佑介の図式が出来上がっているんですが、
ご本人はどうなんでしょう。
(ビアズリーがカッコイイと言ってたみたいですが)


京都の大学に通う、誇り高き三回生の「私」。
薔薇色のキャンパスライフを夢見ながらも現実はほど遠く、
実り少ない二年間が過ぎようとしていた。
悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、
孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。
いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい!
もし、あの運命の時計台前で、ほかの道を選んでいれば――
迷い込んだ不思議な並行世界で繰り広げられる、不毛と愚行の青春奇譚。
(フジテレビサイトより)






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大学病院検査行ってきました!

2010年04月23日 | 瑣末な日々

本日、造影検査をしてきました。
本人ドキドキでしたが、検査自体は大丈夫だったようで、
「痛くなかったよう。」とケロッとしてました。

結果は右の腎臓が膀胱尿管逆流症でした。



何にも原因が無いのに頻繁に高熱が出るなんてことはないんだなぁ。

病院の医師は「もう大きいんだし、外科的処置をした方がいいね。」と言ってました。
ということは、手術か…
今日は検査のみで、詳しい話は5月の連休明け。
とにかく、原因がハッキリしたのでこれからどうするかだ。
それまではウジウジ考えてもしょうがない。

熱出さないように、GWは遊ぶか





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『テルマエ・ロマエ 1』

2010年04月22日 | コミック

『テルマエ・ロマエ』 ヤマザキマリ 著 BEAM COMIX エンターブレイン

マンガ大賞2010 大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞 短編賞受賞と
凄い事になってるんですねぇ。

う~ん、確かに面白い!
でも、電車の中で笑いを堪えるってのじゃなくて、
ここまで風呂にこだわって、ローマ彫刻張りの主人公で毎回話を進めるってのが
なんとも面白い。
それもアイデアの源はタイムスリップして収集する日本の風呂事情。

自分が知ってる世界じゃないと本人驚きはするけど、
風呂に集中するあまり、その辺はなんとなくクリアできちゃったりする。
自分の発想が全て、オリジナルではなく平たい顔族の模倣だと悩み、
ハドリアヌス帝の前では緊張のあまりお腹ぐるぐるになっちゃったりする真面目ヤロウ。
そんなこんなで、彫像顔ルシウスは愛すべき好人物であるらしい。

それぞれ、話の最後に載ってるコラムは
あちらでの生活が長い作者ならではの話と
本人も相当風呂にこだわってるのが分かって面白いです。

巻の最後、3年も家を空けて奥さんに逃げられてしまったルシウス。
「過酷な運命と風呂に翻弄されるルシウス!!頑張れルシウス!!
とあったのがけっこう笑えた


古代ローマの設計技師(風呂限定)ルシウス。
仕事熱心な彼は浴場のアイディアについて悩みまくり、
そのあげく現代日本の銭湯にワープ!?
彼は日本と古代ローマ(風呂限定)を往来できる体質になってしまったのだ!!
好漢ルシウスの時空を越えた大冒険(風呂限定)が始まった!!
(本書帯より)





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『第9地区』

2010年04月21日 | 映画 洋画

エビ!?あれはエビなのか?エビよりもっとグロイぞ!! 

ドキュメンタリーのような作りとハンディカメラのような映像。
以前『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を観に行こうかなと思ったけど、
予告を見たらハンディカメラ映像に自分の動体視力が追い付かなくて
頭痛くなりそうで止めました。今回は大丈夫でした

しかしあのリアルタイムで人が録ってるような映像は
神経を逆なでするし、内容が内容だけに相乗効果ありますよね。
新人監督&無名俳優で賞を取りまくり、話題になってたので行ってみましたが、
想像以上に凄かったです。
エビの造形といい、その武器で肉風船のように破裂する人間といい、
おにぎり持って映画館に入らなくて良かったぁ~。
それだけではなく、こんなヤツに感情移入するはずがないと思いながら、
主人公のヴィカスや果てはエビのクリストファーにまで心を動かされるのが
何とも気持ち悪い。それだけ脚本が上手いのか!!

畳み掛けるような展開とハンディ映像。
合成着グルミ、合体ロボ、有りがちなクーバス大佐、
ともするとプッという状況も有りえるのに、最後まで気をそらさずに観てました。


先週観た『月に囚われた男』とは静と動で正反対の映画でした。
どっちも面白かった。




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今週は…

2010年04月20日 | 瑣末な日々

大学生になった上の娘、
朝は今までより1時間遅く出て行くようになった。
お弁当は下の娘の分だけ、慌ただしい朝がいく分楽かな。 
でも朝ごはんは出てくるのを待ってる

帰りはいったい何時なのかさっぱり分からん。
夜の8時になってから「夕飯いらない」のメールが
おまえはオヤジか!!

受験生じゃなくなったのに何にもしない…
上げ膳据え膳で勉強させてた自分が悪い…
すっかりオレ様に育ったよ
もう普通の娘さんにはならないんだろうなぁ。
知~らないっと。



今週は下の娘、大学病院で検査です。
同じ日の午後は父母会。まあ、なんて楽しみな
とにかく検査して安心したいけど、さらに不安が募ったらヤダなぁ。
しょうがない、母親モードでガンバルさ。



和室の電灯が落っこちた!!
部屋に誰もいないときで良かったよ
少し前に取り換えたんだけど、天井につける時、この電器重いけど大丈夫かなぁと
思った事を思い出した!
やはり重かったらしい。新しい電灯の笠が砕けた…

日が暮れると真っ暗なので、
物置からコードだけの笠無しソケットを引っぱりだして付けてみた。



ビンボウくせ~





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『俺と彼女と先生の話』

2010年04月19日 | コミック

『俺と彼女と先生の話』 トチツキハジメ 著 WINGS COMICS 新書館

トチツキハジメはBL漫画家なのかな?
初めて読んだので他の作品がどんなのかは全く知りません。

この『俺と~』はなかなか面白かったです。
どこか『百鬼夜行抄』を思わせる怪奇モノかな。(全くBLではありません。)
画も安定してます。
最初、ガタイのヨサゲなプーっぽい“俺(謙清)”が好きじゃないなぁと思ってたんですが、
この坊主、お家が三代続く茶道家!その茶のセンスは正に神童!!
この設定はいいぞぉ。一気に株急上昇です。
なんせ、あやかしを茶でもてなすんですから。


高橋謙清はある日、謎の美少女・小町から「早死にする」と告げられる。
その直後、祖母からの電話で「ある用事」を託かり、
指示された先を訪ねてみると、
そこには民俗学の研究をしている鈴木という男がいた。

この三人が出会い、彼岸(ひがん)と此岸(しがん)の狭間(はざま)で起こる
現代怪奇譚が幕を開ける――…!
(裏表紙から)



鈴木先生の飄々感も良いし(でも病んでるシスコン)、小町はかわいい。
最後のオマケに載ってるバイト仲間の田中君が
何気に見えちゃう体質ってのも笑えました。
謙清と小町ちゃんでシリーズ化しないのかなぁ。





ところで第14回手塚治虫賞文化賞 マンガ大賞『へうげもの』に決まりましたね。
新生賞が『虫と歌』(読んでいたのでちょっと嬉しい)
それより短編賞が『テルマエ・ロマエ』ヤマザキ マリ 著。
これ手元にあるんですがまだ読んでない
スゲー面白いよと言われ借りてるんですが、早く読まなきゃ~





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