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マシュー・ボーンの「白鳥の湖~スワン・レイク~」2019 1回目

2019年07月12日 | バレエ

2019年7月11日(木) 開演18:30 Bunkamuraオーチャードホール

白鳥始まりました~
初日の夜公演行って来ました。
今回は珍しく先に全日程のキャストが事前に出ました。
最初、1公演分だけ買ってあったけど、
キャスト出た時点であと2公演分買い足しました。
これでスワン3人観られます。

今回はマシュー・ボーン自身による新演出に変わってるって事で、
どこが変わったのか興味津々でしたが、大きくは違わなかったかな。

一番違ったのはスワンクバーのシーン。
いろんな輩がゴチャゴチャ踊ってるって印象が、
やたらスッキリしてました。
小銭稼ぎしてる子供もいないし、ゲイの水兵さんカップルもいない。
なので、酔っぱらった王子が蹴飛ばされるシーンも無しです。
プログラム読んだら、
"ここは個性的なキャラが大勢いすぎて、肝心なところに観客の目がいかない。
それで、アンサンブルのほとんどを似たような髪型と衣裳で揃え、
王子とガールフレンド、執事の存在を際立たせて何が起きてるのかが
明確に伝わるようにしました。"と書いてありました。
確かに分かりやすかった。
その場の主要3人が何やってるのかがちゃんと目に入って来る。
でも、ちょっと寂しいかなw
バーの客が同じようなカップルになっちゃってる感じがしたし、
いろんなキャラが何をやってるのか、見つける楽しさもあったんだよなぁ。
バーから追い出された王子が遠い目をして手を差し伸べてる後ろに
白鳥の群れが羽ばたいてるってのも
白鳥のシルエットアニメーションです。
これは公演冒頭、幕に映し出されたもののヴァリエーションか。
全体的に鳥としての白鳥を前面に押し出してた印象。

他にも衣裳だったり、舞台美術だったり、
3幕の舞踏会シーンも細かいところがちょいちょい変更になってました。
音源のスピードもちょっと変えてるところがあったように思う。
ロボトミー場面の影を使った演出は以前の方が好きかも。

で、この日のスワン、ウィル・ボジアーですが、
殆ど期待しないで行ったら、結構よかった。
ミュージカル畑出身らしいですね。
プロフィール読むと映画「美女と野獣」にも出てたらしい。
難を言えば腕の動きがちょっと雑に見えたのとエロさが足りないw
それ以外はジャンプ力もあるし、白鳥のセンターに立ってもしっかり目を引く。
リチャードよりは彼の方がいいなと思っちゃいました。

4幕目、ドミニクの王子観ながら、
ああ、ベット下から出てくるスワンだったんだよなーと。
スコット・アンブラーを踏襲した王子になったなぁ。

カンパニーのうち29人が新人だそうで、
オーディションに先立ち、"スワン・スクール"を開設したらしいです。
以前より、力強いスワン群舞って感じで、
足を踏む音も大きいし「シャーッ」っていう回数も多いようなww
スワン3人も初代スワン、アダム・クーパーの指導を受けたみたいだし、
見応えある舞台を3回観れるかな。

〈主なキャスト〉
スワン/ストレンジャー・・・ウィル・ボジアー
王子・・・・・・・・・・・・ドミニク・ノース
女王・・・・・・・・・・・・・ニコル・カベラ
ガールフレンド・・・・・カトリーナ・リンドン
執事・・・・アシュリー=ジョードン・パッカー




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2 コメント

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こんばんは(^^) (jun-sweets)
2019-07-12 22:59:34
ポスターから見ると男性がスワンなんですね(@_@;)
女性が踊るスワンとは違うのでしょうね。
返信する
jun-sweetsさん (kurukuru)
2019-07-12 23:15:25
そうです。男性ダンサーがスワンです。
初演は1995年。
今や子供の頃に観た「スワンレイク」に憧れてバレエの世界に入り、スワン/ストレンジャーの役をつかもうとしているダンサー多数です。
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