『テンペスト 1』 阿仁谷ユイジ 著 KCx ITAN 講談社
『テンペスト』と言っても池上永一の小説や
仲間由紀恵さんが活躍してるNHKドラマじゃないですよ。
まったく別のコミックですw
この世界で<男>とは、もはや幻の化物(モンスター)。
西暦2012年、太陽系に発生した磁気嵐群の影響で、地球上のヒト科のY染色体は絶滅。
残された人類は、卵子同士での生殖に成功。
地球は女だけの新たな世界に生まれ変わった。
だが、運命の西暦3992年。安斎・Y・姫、誕生。
<彼>は、世界にたったひとりの男性となった――。
(裏表紙より)
これは面白かったってか続きが読みたい!
阿仁谷ユイジはBLの作家さんですが自分が読んだのは『DROPS』『ダイナムーン』と
BL色が前面に出てないモノです。だがエロいw
体感温度が感じられるエロさかな。
画はふにゃっとしてて肉っぽいというかw
『ダイナムーン』もまあSFだったけど『テンペスト』の方が面白い。
巻末のおまけ読むと、ちゃんと福岡伸一先生の本読んだり、
理学博士の諸橋憲一郎先生に取材したりして本気モードですか!
グダグダにならずに読み応えのある作品にしてくださいね~。
今日はホントに暑かったけど、せっせと家の片付けをして行ってきました
初日の土曜日に覘きに行った友人は、あまりの混みように諦めたそうです。
今日も平日なのに混んでました
萩尾望都展の時は若い人も来るんだ!でしたが、今回は若い人だらけ~で賑わってましたよ。
作品数がそれ程多くないにもかかわらず、もの凄い人気ですね。
『ハチクロ』が初連載作品なんですもんね
アニメ、ドラマ、映画と展開した作品は強いなぁ。
ハングルとかタイ語にも翻訳出版されてるみたいで、
彼女の作品に織り込まれた人と人の機微は普遍ですかね。
カラーの原画がたくさん展示してました。
印刷物と比べると、当然ですが原画はホントかわいい
画力がメチャメチャ高いわけではないんですが、甘~いデザインセンスがいいですよね。
『東のエデン』のコーナーもありました。
買ってきたグッズは
キンキラのシールw
ハガキです。左端の1枚は入場した時にもらったモノ。
『3月のライオン』がヤングアニマル連載なので、男性やカップルもたくさんいましたね~。
でも、やっぱり圧倒的に女の子が多かったかな。
池袋西武別館2階(無印良品とこ) 西武ギャラリーで8/18(木)までです。
本日メディアファクトリーから超創刊だという月刊コミックジーン。
少年マンガ好きの女子のための少年誌というコンセプトらしい。
女の子が少年マンガ(ジャンプやらサンデーやら)を教室で回してるって話は、
お姉の中学時代もそうだったから、
自分が気が付いてからも既に7年経ってるんですよね~。
で、ここにきて専門誌かい。
巻頭カラー作品は『まり†ほり』の遠藤海成の『黒犬O'clock』。
創刊号特別ふろくも『まり†ほり 御星の森放送部』ドラマCD(杉田智和×岡本信彦)と
祇堂鞠也と小野田暁(表紙画ね)が裏表のクリアファイル。
本誌の最後には『まり†ほり』のスピン・オフ4ページ。
う~ん、遠藤祭りか!?
綴じ込みふろくはスペシャル画集『GENE SUMMIT』。
カズアキ、高山しのぶ、okama、tio8、倉花千夏、由良、中村龍徳、ヤスダスズヒトの
8人がそれぞれ見開き1ページずつ。
巻頭カラー記事は『星を追う子ども』新海誠監督インタビューというラインナップですな。
『星を追う子ども』アナザー・ストーリーとして『~アガルタの少年』という
地下世界のシュン&シン兄弟話をひだかあさひ画で新連載ですね。
劇場版のジブリ似画よりこっちの画の方が新海カラーに合ってるような気が…w
この雑誌に掲載されている先生たちは、おばさんには殆ど馴染みがない。
でも、今風の画ってのがこんなのなんだろうというのは分かる( ̄ー ̄)
文化祭行くと女子中高生がみんな、こんなようなマンガ描いてるもんね。
自分が描くと「母の画は古い!!」と娘に一刀両断である。
(しょうがないじゃん、萩尾望都、竹宮恵子で育ったんでからバリバリ少女マンガやで~)
下の娘が喰らいついたのはドラマCD、クリアファイル、
原作:Tennenouji×漫画:渦八 『ラッキードック1 BLAST』( ̄。 ̄)ホーォ。
さてさて、中身はどんなもんか。ゆっくり読んでみましょ。
『テルマエ・ロマエ III 』 ヤマザキマリ 著 BEAM COMIX エンターブレイン
やっと読みましたw
風呂マンガも3巻目。古代ローマ人がタイムスリップで
日本の風呂に出没するってだけのマンガなのに、各賞取って、映画化決まって、
シリーズ累計発行部数250万部を突破って、爆進してますね~w
相変わらずの超ご都合主義も面白く、ここまでベタだとそうこなくっちゃと思ってしまう
今回は温泉街に木桶の風呂に温泉リゾート
いやはや( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
しかし、この映画化。阿部寛はピッタリですね。
ルシウスになりきるために肉体改造に着手したとかw
上戸彩ってまさか奥さん役?と思ってましたが、違いました。
“漫画家をめざす平たい顔族の女”でした。
“実家は温泉宿、バスタブのショールーム勤務で銭湯通いが日課と水回りに縁がある女”って
原作にないカラミかぁ。
カワイイ女の子が出て来ないマンガで、映画的にはヒロインが必要なんだろうけど
滑んなきゃいいけどなあ…
監督は『のだめカンタービレ』の武内英樹監督かぁ。
ぜひ、面白い映画にしていただきたい
『つらつらわらじ1、2』 オノ・ナツメ 著 モーニングKC 講談社
時は寛政、江戸も半ばを過ぎた頃、
「備前蜂(びぜんばち)」の紋を掲げた岡山藩熊田(くまだ)家藩主・ 治隆(はるたか)は、
家臣と人足たち数百人を引き連れて、参勤の旅に出た。
行列には、治隆を疎んじる幕府老中・松平定信(まつだいらさだのぶ) の密偵も紛れ込む。
江戸までの道のりは、その距離以上に長く、波乱に満ちていた。
岡山藩熊田家藩主・治隆率いる行列は、摂津国郡山の宿「椿の本陣」に到着。
家臣らの間で囁かれる、治隆御落胤疑惑の真実とは!?
そして、雅な公卿のわがままに翻弄され苦悩する、新米家老・和泉の運命やいかに!!
(1、2巻帯より)
備前熊田家参勤絵巻「殿!道中でござる!!」
オノ・ナツメが描く、新たな“江戸”の物語!
(帯より)
ってんで、
『さらい屋五葉』に続く、オノ・ナツメによる時代モノ第2弾。
『~五葉』はシブくて良かったんですが
この画はメチャメチャカワイイ(≧∇≦)
最初、キャラの見分けがつかないかと思いましたが、何の何の
それぞれキャラ立ちしてますから、1巻目読み終わる頃にはしっかり区別がついてました。
熊田家を支える六家老たち。
筆頭家老の行木長門のシブさ(ズルさ!?)、43歳。
第二家老、熊田和泉17歳。若さゆえもあっての堅物っぷり(カ、カワイイ)
最年長、第三家老の熊田大和51歳。
第四家老、日木元八郎は最年少の14歳ですが、家老歴2年で
家老歴4ヶ月の和泉より先輩(目がクリっとまん丸でへの字口)
第五家老、熊田隼人44歳。第六家老、戸倉四郎兵衛32歳。
大小姓頭、山和木三郎佐衛門。
そして五代藩主、熊田治隆。
幕府の偉い衆も手を焼く外れ者といううわさ。
これがまたアクの強いキャラなんですが、2巻目で度量の大きさもみせます。
これに江戸城御庭番、倉知九太郎。松平定信の密命を帯び、
熊田家の行列に潜入。名を九作とし、期せずして治隆の馬番になります。
大阪商人、鵬池。京の摂家一条家。
2巻目、この関白のもとに残された和泉が、その後本隊と合流できるか!
ってとこで3巻目に繋がります。
秋発売が楽しみです。
非日常生活に翻弄されているうちに
3月17日に書店員さん達が選ぶ「マンガ大賞2011」が決まってたんですね。
嬉しいことに羽海野チカの『3月のライオン』ですね。
第2回の2009年の時は3位に入ってた作品です。
『ハチミツとクローバー』も好きでしたが『3月のライオン』も心に響く作品になってます。
将棋の世界の話ですが、将棋を知らなくても夢中になって読めるんですから、スゴイ事です。
(知っていれば、もっと面白いのかも)
とにかく、おめでとうございますです。
2位以下は
2位:『乙嫁語り』森薫
3位:『アイアムアヒーロー』花沢健吾
4位:『花のズボラ飯』久住昌之、水沢悦子
5位:『失恋ショコラティエ』水城せとな
6位:『さよならもいわずに』上野顕太郎
7位:『進撃の巨人』諫山創
8位:『刻刻』堀尾省太
9位:『ましろのおと』羅川真里茂
10位:『ドリフターズ』平野耕太
11位:『ドントクライ、ガール』ヤマシタトモコ
12位:『主に泣いてます』東村アキコ
13位:『SARU』五十嵐大介
この中で自分が読んだのは
『乙嫁語り』、『失恋ショコラティエ』、『ドントクライ、ガール』、『主に泣いてます』、『SARU 上』
(『SARU』は下巻も発売日に買ってあるんですが、まだ積んでます)
森薫は『エマ』ですっかりハマりました。
アニメも雰囲気が壊れてなくてかなりイイと思ってます。
少しカタイ感じの画ですが、『乙嫁語り』になるとだいぶ柔らかいタッチになってると思います。
相変わらず、描き込みがハンパないですよね。
水城せとなは少女マンガ描かせても、BL描かせても上手いですね~
古い作品は読んでないですが、『放課後保健室』辺りからは読んでます。
ヤマシタトモコの『ドントクライ、ガール』は前にも書きましたが面白かったです!
これが面白いんだからと買ったのが『BUTTER!!!』で、続きが読みたいです。
「このマンガがすごい!2011」のオンナ編1位の『HER』は
今日BOOK-OFFで買ってきました。読まなきゃね。
東村アキコも今、勢いありますよね~。2008年の第1回から毎年入ってますね。
第1回 11位: 『ひまわりっ -健一レジェンド-』
第2回 8位: 『ママはテンパリスト』
第3回 7位: 『海月姫』
「海月姫」はアニメも面白かったです。
五十嵐大介はいろんな賞をたくさん取ってますが、
好みが分かれるかもなと思ってます。『魔女』は読んでます。
『SARU』は下巻を読んでないので、なんとも言えませんし
今回は伊坂幸太郎の『SOSの猿』とのコラボコミックですから、また違った感じになっているのか、
それとも、バリバリ五十嵐ワールドになっているのか、これも読まなきゃ。
4月には第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞が決まりますね。
『逢魔が橋』 | 近藤ようこ(青林工藝舎) |
『シグルイ』 | 作・南條範夫、画・山口貴由(秋田書店) |
『JIN―仁―』 | 村上もとか(集英社) |
『竹光侍』 | 松本大洋、作・永福一成(小学館) |
『中春こまわり君』 | 山上たつひこ(小学館) |
『天体戦士サンレッド』 | くぼたまこと(スクウェア・エニックス) |
『鋼の錬金術師』 | 荒川弘(スクウェア・エニックス) |
『ファンタジウム』 | 杉本亜未(講談社) |
この8作品のノミネートです。
自分としては『鋼の錬金術師』は捨てがたいですが、
ここは『竹光侍』でしょう
『天体戦士サンレッド』が入っているのには笑いましたが、
アニメしか見てなくて、コミックは読んでないんですよ。
(アニメ大好きです。放送分をDVD保存してますw)
ここにいるって事はコミックもかなり面白いんですかねw
『うさぎ装束』 釣巻和 著 リュウコミックス 徳間書店
ジャケ買いです
釣巻先生の作品は以前『くおんの森 1』をやはり表紙に惹かれ買ったのですが
(3巻まで出てますが読んでません)
今回は短編集ということなので、再度挑戦!
これ、デビュー前からの初期短編集だったんですね。
いや、なかなか若くなければ描けない叙情性が感じられました。
中二クサイと言えなくもないですが、
大昔の「COM」という漫画雑誌にこんなテイストの作品が多く掲載されていたような
そんな少し懐かしい感じもしました。
(もう少し実験的な画面構成でしたが)
BL風味の作品は今だからですね。昔は無かったですもんw
これを読むと釣巻先生の描こうとしてるマンガの方向性が見える気がします。
ただ、好きずきがかなりありそうです。ダメな人は受け付けないだろうなぁ。
それにしても、最初からかなり画は上手いですな。さすがです。
本の中表紙や目次のデザインもご本人がやっているんでしょうか?
かなりイイ感じです。
挫折した『くおんの森』2、3巻読んでみようかな
『裁縫女子』 ワタナベ・コウ著 単行本 リトルモアブックス
ソーイングが好きな方なら面白いと思う……たぶん
“爆笑!裁縫コミックエッセイ!”と銘打ったこのマンガ、
爆笑って程じゃなかったけど、そこそこ笑えた。
でもそれは、お裁縫に興味があるか、実際教室に通ったことがあるか、通ってる人限定だと思われw
著者はマンガも描くソーイング講師ワタナベ・コウ先生。
NHK「おしゃれ工房」でしつけもチャコペンも使わない簡単ソーイングの先生をしていたみたいです。
(自分は見たことなかったです。)
この帯の“「麻」を「リネン」と呼ぶ女子に要注意!”に惹かれて購入w
そして「第八章 リネン族の襲来」
先生の定義によるとリネン族とは
70年代のヒッピー文化をルーツにして、
エコロジー、スローライフ、フェミニズムなどの主義主張を掲げる種族 だそうで
なによりトロイんだそうですw
そして極め付けが「リバティ生地が大好き」ww
持ってる冊子は「リンネル」「ナチュリラ」、バックはアフタヌーンティー。
ここはかなり笑った。
だって、自分好きなモノばっかりなんだもんw
ソーイング教室に通ったことはなく(すべて我流、本見て作ってます。)
エコロジストでもなく、スローライフじゃなくナマケモノライフで、
フェミニズムうぜぇとか思ってるトロイおばばですが(どう転んでも女子とは言えないお年頃)、
出掛ける時は、概ねこんな格好でヘタクソなくせにソーイング好き
買いこんで手付かずのリバティプリントがいくつか…
そんで、己のブログに綿や麻ではなくコットン、リネンと書いてる始末
あはは~これって自分のことぉ???
でも実際リバティを着たことはなく(シュシュは使ってるけど)
店では売ってるけど、着て歩いてる人を見たことないんだなぁ。
まあ、ソーイングに興味があったら一読してみそ~ww