ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

今日は65回目の終戦記念日

2010-08-15 06:28:00 | 時事・雑感
今日は太平洋戦争の終戦記念日で、
テレビでは特集番組を組んで戦争を振り返っている。

私は開戦の年、昭和16年8月に生まれたので参戦した経験はないが、
幼いながら感じた戦争の強烈な印象は残っている。

先ずその第一は「高松空襲」の経験である。
敗戦まじかの昭和20年7月4日の早朝午前3時頃、119機のB-29が飛来し、
高松は空爆・炎上して羅災者は約8万6,400人であった。

当時私はまだ4歳だったが、
高松から北西約20Kmの県中央部の田舎に住んでいた。
その日は突然半鐘が打ち鳴らされ警戒警報が発せられ、
庭の片隅に作っていた防空壕に避難する様になっていた。
幼かったので母の背に負われて寝床から連れ出された記憶が、
今も昨日のように鮮明に甦ってくる。

しかも早朝というのに高松方向の暗闇の空は、
一瞬線香花火の様に光り、バパッと爆発して赤々と燃え上っていた。
その光景はまるで戦争映画を見ているようで、今もその残像が残っている。

話しは変わるが我が地方の修学旅行(小学校)は岡山(岡山城・後楽園)、
広島(広島城・原爆ドーム)、愛媛(松山城・道後温泉・龍河洞)が定番コースであった。
私が行った終戦から僅か8年の昭和28年春だったが、
なかでも鮮烈に覚えているのが原爆ドームと原爆資料室の見学だった。

今は広島平和公園として整備されているが、
当時は「原爆参考資料陳列室」として中央公民館の一角に設置されていた。
その後丹下健三氏により設計され、りっぱな「広島記念資料館」となっている。
薄汚れた「原爆参考資料陳列室」には漠然と陳列されていたが、
そこで強く印象に残ったのは原爆直後の崩壊した広島市街模型、
原爆投下時に止まった時計、熱風でくっ付いた徳利、石に写った人影・・・・
どれをとっても驚嘆の眼で見たが、この原爆の威力を強烈に感じとった。

もう一つは原爆投下の象徴「原爆ドーム」(元広島産業奨励)で、
当時はドームの周辺に瓦礫の山のようにレンガが散乱していた。
そこには2~3人の被爆者がいて原爆の恐ろしさを語ってくれたが、
途中でシャツを脱ぎケロイドになった背中を見せつけられた。
最後は土産物を売ったりするのだが、
子供心に原爆の悲惨さを否というほど知らされた修学旅行だった。

とにかく終戦の日にささやかな幼い記憶を辿ったが、
戦争は恐ろしい愚かな行為である事には間違いない。

長寿国日本、100歳以上の所在不明者75人

2010-08-13 06:27:00 | 時事・雑感
平成21年の日本人の平均寿命が発表され、
女性は86.44 歳と25年連続世界一、2位香港、3位フランスと続く長寿国。
男性は79.59歳と伸びたもの世界ランキングで5位になった。
1位はカタール、2位香港、3位スイス、アイルランドと続く。

ちなみに過去20年間で平均寿命は男3.7年、女6.7年も伸びた。
それに伴い100歳以上の高齢者は、平成元年から20年間で10倍に増え、
平成19年には32,600人(男:4,600人、女:28,000人)にも達した。

ところが東京都内で、最高齢女性113歳が所在不明、
最高齢男性111歳の白骨死体が発見された。
これに端を発して100歳以上の不明者が全国で見つかり、
現在のところ75人(NHK)が不明者に成っている。
さらに神戸市では105人、大阪市で63人が不明者に成って居ると発表したが、
この調子なら全国的に更に増えそうだ。

その為か外国のメディアは長寿国の虚構、無くなった家族の絆、ずさんな統計調査と、
良からぬニユースが世界中を飛び廻っている。
いくらプライバシー中心になり家族の絆が薄く日本砂漠に成ったとしても、
日本最高齢者が行方不明では話にならない。
まあ戦後教育で自由や人権の重要性を教えられたとは言え、
役人の責任感の欠如と役所の縦割り行政の弊害が、
この不祥事を引き起こした主因かもしれない。

これだけ100歳以上が不明なら日本人の平均寿命に影響するのではと、
内心疑問を持ったが、そうにはならないようだ。
と言うのは「平均寿命」は「ここ1 年間に亡くなった方の死亡時の年齢の平均値」ではなく、
現在における死亡状況が今後変化しないと仮定した時に、
「今後出生する人(0歳児)が何年生きられるかという期待値」であるからだ。

平均寿命の計算は複雑な数式から計算されるそうだが、
95歳以上のデータは少なくカウントしていないそうで、
100歳以上の不明者が平均寿命に影響することはないとう。

ともかくこれを機会に縦割り行政の弊害を改善し、
もう一度日本人の道徳感を真剣に考え直す必要が在りそうだ。

先週の「尻取り川柳」から(88)

2010-08-11 06:21:00 | 時事・雑感
日本各地で100歳以上の不明者が75人(NHK)も発見され騒いでいたが、
昨日は神戸市だけで新たに105人もの所在不明者がいると発表した。
この調子だとまだまだ増え恐ろしい数字になるかもしれない。
一体この国はどうなっているのであろうか。


さて先週に投句した「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
今週も社会生活を詠んだ句が多くなりましたが、あまり秀句は見当たりません。
比較的上手く詠めたと思われる句を◎印で選んでみました。笑読ください。

●低姿勢 いつまで続く 民主党

●哀れなり 将軍様の いる国は

●ズッコケて 国の行く末 三流国

●お説教 しても治らぬ 女癖

●ダイエット 夫婦で競う メタボ腹

●この地球 医者の見立ては 手遅れと ◎

●テレビ見て 評論家に 成り澄まし

●ホームラン 打って見たいな 人生の ◎

●三味の音 情緒漂う 四畳半

●金が無い 有っても言わぬ 金持ちは

●年一度 織姫会える 天の川

●英雄に 名前をつけたが 効果なし ◎

●知らぬ人 写っていますよ 背後霊 ◎

●ご勘弁 猛暑日続く 蚊帳の中

●通過する 日々の生活 急行で

●ブランド品 思って買った コピー品 ◎

●飲み明かし 真夏日続き 向かい酒

●消費家は 宵闇の銭 持たぬもの

●口車 乗って得する ためしなし

●奥の手が 見えていますよ 袖の下 ◎

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香川代表の英明、早くも敗退

2010-08-08 06:31:00 | 時事・雑感
昨日から第92回全国高校野球選手権大会が始まり、
開会式に続いて香川代表の英明(初)は、
第1日の3回戦で八戸工大一(5)と戦った。

先にも書いたが我が県の高校野球のレベルは沈下しており、
ここ10年は1~2回戦で敗退するのが常だった。
今年は野球部創部6年の英明高校が初出場し、
主力選手が県内中学出身者で占められ、予選では猛打のチームと鳴らしたので、
少しは期待して応援していたが4年連続1回戦で敗退した。

試合は英明が前半のチャンスを強攻策で失い、八戸工大一が5回に4点先制する。
直ちに6回4対4の同点にしたもの勝利の女神は呼び寄せられず、
8回には1死満塁に右中間三塁打を打たれ勝ち越され、
更にダメ押しのスクイズまで決められ4対8で敗れた。

まあよく戦ったが今年も香川代表は1回戦ボーイだったのか。
これからは何処を応援しょうか迷うが、
下馬評の優勝候補には沖縄の興南、中京大中京、早実等があがっている。
しかし高校野球の優勝予想は当たらないのが一般的だ。
まず取り敢えずは近県のよしみで、明徳、宇和島東、鳴門の四国勢を応援するか・・・・ 

試される菅総理の手腕

2010-08-06 06:25:00 | 時事・雑感
今日は広島に原爆が投下され65年になる原爆の日だが、
連日暑く昨日は今年最高の全国177地点が猛暑日を記録した。
ここ高松もこの夏6回目の猛暑日35.3℃に成った。
そんな中で毎日が日曜の暇人は昼夜エアコンを効かし、
国会中継を漠然と見ている。

今週から衆参ネジレ国会の中で初の予算委員会が開かれ、
野党から菅総理以下各大臣が質問攻めにあっている。
国会中継を見ていると参議院選挙前まで傲慢だった民主党政権も、
手のひらを返したように低姿勢に転じている-。
特に菅総理の国会答弁は野党時代の攻撃的論調は消え、
元気なく守勢の答弁に終始し信頼性を無くしている。

これも選挙中に発した消費税発言で大敗を引きずってか、
それとも首相という重責からくる知識不足の現れかもしれない。
近頃は昔と違いテレビで国会答弁が一部始終中継され、
白日の下に曝された総理の資質が国民にどんなに写っているのだろうか。
これらの答弁を聞いていると目指すべき菅総理のビジョンがハッキリ分からず、
特に経済政策は「任しても大丈夫だろうか」と不安を感じざるを得ない。

話は変わるが万年野党で生粋の元社民党員の辻元議員でさえ、
元国土省副大臣という政権の旨みを経験しただけで社民党を離脱した。
それと同じように不安定ながらも民主党の政権交代自体は良かったと、
私は当初から思っていた一人である。
与野党の違った立場を経験することにより互いを認め合い、
日本政治の進歩につながることは間違いなかろう。

一方9月14日は民主党の代表選挙が行われるが、
早くも菅総理の対抗馬が密かに裏で検討されているようだ。
菅総理が望む続投には小沢派の動向が強く影響するが、
現時点で見る限り敗軍の将の続投は難しいのではなかろうか。

もし菅総理が9月に退陣すれば2007.8から3年間で、
安倍、福田、麻生、鳩山、菅内閣と5人もの総理大臣の交代となる。
国民は菅総理の交代劇にジレンマを感じながらも、
このシナリオが現実味を帯びて来ているように思うのは、私の先読みであろうか。