ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

試される菅総理の手腕

2010-08-06 06:25:00 | 時事・雑感
今日は広島に原爆が投下され65年になる原爆の日だが、
連日暑く昨日は今年最高の全国177地点が猛暑日を記録した。
ここ高松もこの夏6回目の猛暑日35.3℃に成った。
そんな中で毎日が日曜の暇人は昼夜エアコンを効かし、
国会中継を漠然と見ている。

今週から衆参ネジレ国会の中で初の予算委員会が開かれ、
野党から菅総理以下各大臣が質問攻めにあっている。
国会中継を見ていると参議院選挙前まで傲慢だった民主党政権も、
手のひらを返したように低姿勢に転じている-。
特に菅総理の国会答弁は野党時代の攻撃的論調は消え、
元気なく守勢の答弁に終始し信頼性を無くしている。

これも選挙中に発した消費税発言で大敗を引きずってか、
それとも首相という重責からくる知識不足の現れかもしれない。
近頃は昔と違いテレビで国会答弁が一部始終中継され、
白日の下に曝された総理の資質が国民にどんなに写っているのだろうか。
これらの答弁を聞いていると目指すべき菅総理のビジョンがハッキリ分からず、
特に経済政策は「任しても大丈夫だろうか」と不安を感じざるを得ない。

話は変わるが万年野党で生粋の元社民党員の辻元議員でさえ、
元国土省副大臣という政権の旨みを経験しただけで社民党を離脱した。
それと同じように不安定ながらも民主党の政権交代自体は良かったと、
私は当初から思っていた一人である。
与野党の違った立場を経験することにより互いを認め合い、
日本政治の進歩につながることは間違いなかろう。

一方9月14日は民主党の代表選挙が行われるが、
早くも菅総理の対抗馬が密かに裏で検討されているようだ。
菅総理が望む続投には小沢派の動向が強く影響するが、
現時点で見る限り敗軍の将の続投は難しいのではなかろうか。

もし菅総理が9月に退陣すれば2007.8から3年間で、
安倍、福田、麻生、鳩山、菅内閣と5人もの総理大臣の交代となる。
国民は菅総理の交代劇にジレンマを感じながらも、
このシナリオが現実味を帯びて来ているように思うのは、私の先読みであろうか。