ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

民主党代表選に小沢元幹事長立つ

2010-08-27 06:27:00 | 時事・雑感
一般的には出馬しないと見られていた小沢一郎前民主党幹事長が党・代表選挙に、
「不肖の身であるが出馬を決意した」とのニユースが駆け巡った。

この決断に関与したのが伝書鳩のように動いた鳩山前総理の存在だ。
少し前までは菅総理を指示していたと言っていたのに、
昨日は急に小沢さんを大義で支持すると言い残してロシアに飛び立った。
これもいつも変わらぬボンボン元総理のブレ発言だったのか、
それとも最初から計算された鳩山―小沢劇場だったのだろうか・・・

小沢さんほどマスコミに話題を振りまく政治家は居ず、
「豪腕」「影の人」「闇将軍「院政」「張子の虎パワー」「錬金術師」と、
あまり良からぬ枕詞が絶えず付き老獪な政治家の印象を与えてきた。

評論家やマスコミが脛に傷を抱えた小沢さんの出馬はないとの予測のなか、
あえて民主党代表選挙に出馬を決意したのはどうしてだろうか。

巷のマスコミ情報によれば菅首相が、
小沢氏の要職起用で挙党態勢構築に難色を示したのが要因との見方がある。
しかし私が思うに古希に近い小沢さんがこの機会を逃がせば、
二度と権力の座に付くチャンスは来ないとの思いから、
例えどんなに酷評されても、最後に政治家として勝負をしたかったのではなかろうか。

それに小沢さんは「政治と金の問題」で、検察再審査会の再議決も近い事だし、
いくら国民の評価が悪くても、投票権のあるのは永田町の民主党議員が中心だから、
対抗馬の菅総理より勝算があると読んだからだろう。

現時点で大胆推測記事を書けば、
仮に小沢さんが民主党代表に選ばれ、第95代内閣総理大臣に指名されたとしても前途は厳しい。
民主党の支持率は下がり分裂含みの解散総選挙が近づき政界再編成に進むのでは・・・・

いずれにして今回の選挙による対決は良かったと思う一人だが、
小沢問題に早く決着して政界再編を行い、
国民の為に政策本位の政治を行ってもらいたいものだ。

そういう意味でこの9月14日の民主党代表選挙は、
どちらが勝とうとも日本政治の歴史的な分岐点に成る様な気がする。