くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

羽越線列車脱線転覆事故・・・1年

2006-12-25 23:31:15 | 鉄道
こんばんは、くろねこです。

昨年の今日、羽越線の特急「いなほ14号」が最上川鉄橋付近で脱線しました。
原因は局地的な突風などが考えられています。

この地域は冬場、吹雪が非常に強い地域です。


羽越線脱線転覆:事故から1年 山形・庄内町で追悼慰霊式

 5人の死者を出した山形県庄内町のJR羽越線特急「いなほ14合」脱線転覆事故から1年となる25日、現場に近い町営ホールで追悼慰霊式が開かれた。遺族や負傷者、JR東日本関係者ら約450人が出席し黙とうした。
 式では冬柴鉄三国土交通相、JR東日本の清野智社長がそれぞれ追悼の言葉を述べた。遺族を代表して畠山学さん(当時42歳)の父良一さん(71)は「(残された3人の)子供たちの一番の楽しみは『夢に出てくるお父さん(学さん)に会うこと』と言っている。夢の中で励ましてほしい」と学さんに呼び掛けた。
 JR東日本は同日、当初30人としていた乗客の負傷者が新たな受診などにより31人となったと説明した。乗員を含めた負傷者は33人になる。
毎日新聞 2006年12月25日 20時33分

 この事故を受けて、風速計を沢山設置したり、徐行基準・運転ストップの見直しなどがありました。JR西日本の福知山線、脱線事故とは質が違います。こちらは従来からの鉄道事故の延長線です。

 この事故については、まだ「事故調査委員会」の結論は出ていません。

 悪天候時は、運転司令室が一番大変だと思います。戦争でしょうね。
列車ダイヤが大きく乱れます。時として運休も決断しなくてはいけない。運休させれば最前線の駅員にはクレームの嵐が待っている。
 でも無理に走らせて、事故が起きたら取り返しはつきません。

自分達、乗客に目を向けてみましょう。

 よく自然による(大雨・風など)、列車運休があると・・・みなさん、よく駅員に噛み付いていますよね(苦笑)。見苦しいです。
「この程度で何で電車止めるんだ!!!」
「徐行運転」により、遅れただけで駅員をうなり飛ばす・・・乗客もいます。

 スケジュールの「無理なダイヤ」は、そもそも自分で作ったのではないですか?皆さんに問いたいです。
 以前のJR西日本関西圏のダイヤと同じです。「過密ダイヤ」ではなく「無理なダイヤ」です。「優しいダイヤ」ではなく「過酷なダイヤ」です。一生懸命走っても定時運行できない。普段から遅れ気味。地上施設はJR東日本のローカル線レベル。結果として、福知山線脱線事故が起きました。人為的な大事故です。
今の社会の問題点そのものです。

 お客さんが喜ぶからと、どんどん精神論で無理を重ねたんです。客もわがままな無理難題を言う。そして事故が起きた。
 自分の目から見ると、以前のJR西日本関西圏ダイヤは「うつ病患者」とそっくりですね。当事者が言うなと突っ込まれそうですが(汗

 何か事故が起きた時の為に、ゆとり(余裕)を持っておくことは大切です。
時間のゆとり、心のゆとり、どちらもです。

 もしギリギリのスケジュールダイヤを組む時は・・・途中で予想どうりに進まなくなるリスクを十分に考慮しましょう。 
 もし何か事故などあって遅れても、心の準備できます。




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