大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

コミュニケーション強化とは

2015年10月14日 | 日々徒然
昨夜から連続して2箇所で労組役員の研修会を持ちました。
日本生産性本部の「労働組合が抱える課題とその取り組み」調査によると、毎回上位に挙げられるのが「次世代組合役員の育成」と「組合員とのコミュニケーション強化」です。
このふたつは深く連動するものがあります。

コミュニケーション強化といいますが、どうすればそれが適うのでしょうか?
ふたつの研修を終えていろいろと考えてみました。

何を伝えたいかということ(メッセージ)と、どのように伝えているかということ(メディア)、この二つがコミュニケーションの要素です。

人が発しているメッセージについては、大きくは二つに分けてとらえることができます。
言葉によるもの(言語)と、言葉以外のもの(非言語)との二つです。
非言語(ノンバーバル)コミュニケーションの研究者レイ・L・バードウィステルは、「言葉によって伝えられるメッセージは、全体の35%に過ぎず、残りの65%は、話しぶり、動作、ジェスチャー、相手との間の取り方など、言葉以外の手段によって伝えられる」と言っています。
言葉は頭で組み立ててコントロールすることもできますが、ノンバーバルは無意識的でありコントロールしにくいものであるため実に雄弁です
したがって相手の全体像をしっかりとみるためには、言葉のみでなく両面からのメッセージを読み取ることが大切です。
研修におけるファシリテーターの難しさはここにあります。

メッセージはこのように言葉で伝えられる場合もあれば、態度(ノンバーバル)で伝えられる場合もあります。
さらに言葉といっても話し言葉もあれば、手紙もあれば、最近ではSNSという電子ツールもあります。
このブログというツールも実に便利なもので、時空を超えてメッセージを運んでくれます。
言葉や態度を通じてメッセージは相手に送られていきますから、それはメッセージを運ぶ器であるともいえますね。
これをコミュニケーション論では、メディア(媒体)と呼んでいます。

何を伝えたいかということ(メッセージ)と、どのように伝えているかということ(メディア)、この二つがコミュニケーションの要素であることは先に述べました。
しかし言うまでもありませんが最も重要なことは、伝えたいというメッセージを強く持っているということです。
さてあなたはどんなメッセージを組合員に伝えたいのですか?