自分を知る、ということ

「あなたは自分の長所をいくつ挙げることができますか？
自分をポジティブにとらえることが出来る人は周りの人達にも温かく接することができますよ。
だからこれから１週間、毎日２０個あなたの長所を書き出してください。
もちろん同じ長所でもいいですよ…」
ある研修でそんなことを教えていただきました。

ある日突然、想像もしなかったことに遭遇します。
そんな時、自分自身のなかに何が起こったのかわからないほどの混乱が起きます。
その混乱状態は心の中に起きていますから他人にはわかりません。
さてその状態をどのようにして相手に伝えられるでしょうか？
的確に伝えることができれば混乱状態から抜け出せます。
ある研修で「プルチック理論」を教えていただきました。

人間の情緒や感情というものを色立体のように考えてつくられた「感情の立体モデル」です。
８つの基本的な感情が組み合わさって出来ているこのモデルを、平面に開いて日本語に訳したのが下図です。

８つの基本的感情とは「喜び」「悲しみ」「予測（期待）」「驚き」「怒り」「不安」「信頼」「嫌気」という感情です。
色が濃いほど強く、色が薄くなるにつれて感情は弱まります。
また、相反する感情が混ざり合った複雑な感情もあったりします。

「さて、あなたの今の感情は？今の気持ちを私に伝えてみてください」
このモデルを見ながらあなたの言葉を探してみましょう。