赤そばを見に来た県外の方が、
この景色を見ながら、涙を流したと言う。
「これが日本の源風景だ・・・昔、育った頃の景色だ・・・」と。
暮らしていると、不便なことばかりを思い、、
不平ばかりを言いがちだが
この事を聞いた私達の仲間は、
自分達の住む土地を見直そうという想いが高まっている。
県の支援で、今、我が村のホームページが出来ようとしていることも、
その気運を後押ししているようだ。
こんな美しい景色を当たり前のように見ていられる事が
どんなに幸せなことか・・・。
改めて、誇れる故郷を大切にして行きたいと、
心に深く思いました。
杉木立の森の向こうは、水色の空に山際もくっきりと連なる稜線の濃淡が見事で、
この構図の中でも出色のショットですね。
下の風景も幻想的でありながらドラマチックなものを感じます。
誇れる故郷の風景、堪能しました。
わが故郷は緑なりき・・・そんなフレーズが脳裏をよぎりました。
ホームページが出来る話が持ち込まれた時、ここは何も無いのに・・・と、皆、思ったそうです。
そういう私も、正直、何があるんだろう・・・と思いました。
しかし、はるか山並みが美しく、その手前の連なる田んぼや林や森。
下を見ると、涼やかできれいな小川が流れ、草花の数々が咲き、周りは山菜やキノコの宝庫です。
いろいろの鳥や虫が頻繁にさえずり、風は穏かで水や空気は間違いなくおいしい。
田んぼの中には、山からの伏流水では足りない時のための井戸が掘られ、見渡すと点々と規則t正しく井戸小屋が並んでいます。
ああ、そう言えば私が子供のころの実家近くもこんな感じだったな・・・と、思い出されます。
そして、その自然の中の産物を利用、活かした料理や保存食。
たくさんあるではありませんか。
ここに住んでいる事がどんなに、幸せなことか、これからも心して暮らして行こうと思います。