清酒 東の麓 蔵人日記

山形県の地酒「東の麓」を醸造する職人のブログ

研醸会研究班

2008年09月25日 | 日記

今日は研醸会の研究班第3班で、発泡清酒のきき酒と分析をしてきました。

近くのスーパーなどで売っていた5点を買い、山形で取り組んでいる発泡清酒との違いなど検討しました。○関、月○冠、○桜、○の舞、○の宿でしたが、品数がそんなに店の棚に並んでないんですね。発泡清酒は夏の酒と考えられているのか、暑い盛りの時期よりアイテム数が減っているようでした。秋あがりの酒を楽しむ季節ですから、しょうがないですかね。

全体的に甘いお酒でした。精米歩合の入ったものは一つだけなので、どれくらいの研きで造っているか判りませんが、糠臭様の香りが目立つ感じです。精米歩合とは関係無い造りなのかも。また、一つはプラム様の香りがして、酵母由来でこの香りが出るのなら面白いと感じました。炭酸の口当たりも、ガス圧の違いだけでなく泡のきめ細かさも違うので面白いです。

今、山形県で取り組んでいる発泡清酒とは別物と感じましたが、価格が安いだけに脅威です。

 蔵人S