清酒 東の麓 蔵人日記

山形県の地酒「東の麓」を醸造する職人のブログ

DEWA33求評会

2009年02月25日 | 日記

今日はDEWA33の求評会と酒米フォーラムでした。

山形県統一ブランドDEWA33の、20BY新酒を評価する会と、優良酒米の生産者の表彰や、パネルディスカッションなどです。

私は、審査や、きき酒会をサポートするスタッフとしてお手伝いをしてきました。審査員の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

当社のDEWA33はまだ醗酵中で、製品になっていません仕込みの順序など諸々の事情で終盤に仕込んでいますので、今回は出品できませんでした

という出品していないお気楽な気持ちで、無責任にきき酒した感想を書きます。

生酒は多少の生老は仕方がないと思っています。生酒の宿命というか、だから生酒なんだという面が多分にある。多少の生老があっても、鮮烈な味わいは生酒特有のものです。

そう思いながらきき酒しましたが、ここまでなら生老も許せるという域を超えたものも数点あったと感じました。山形県の審査員は生老を許さない鬼のような人が殆んどなので、指摘を受けた蔵があると思いますね旨みもしっかりと有り、概ね良好と思いましたが日本酒復権の為には私も含め、まだまだ努力が必要ですね。

一般のきき酒で来ていた「まるごと山形」のカメ店長は、車の運転をしなければいけないので口に含めず、上立ち香だけで評価していましたが、グレープフルーツやメロンのような香りで「旨そう飲んでみたい」と悔しそうな顔でした。

蔵人S