きのくにシリーズ第5戦参戦記です。
新しいタイヤ、エンジンもフレッシュ、すべてを完全に整備してレースに臨みました。
タイムトライアルはまたしても3番手。
どうも一周目でタイヤのグリップが低いときはスライドを多く起こしてしまって、ダメ!
社長にも「新品タイヤやのに、どうよ。」とあきれられてシュン太郎状態です。
そして予選ヒートが始まる。
2番手のカートに1周目にかなり強引にしかけ、なんとか前に出る。
だんだんとタイヤの温度が上がってくるにつけ、カートにすばらしい速さが蘇ってきた!!
1番手のカートに余裕でついていけます。
真後ろでピッタリとずっと走り、隙をうかがう。
最終コーナーからの立ち上がりが抜群なのでストレートエンドでかなり差が詰まっていく。
7周目くらいだっと思います。
前のカートの半分くらいまで並び、相手に私がきてるのをアピールしてから、ドーンと1コーナーでインに飛び込んだ!!
カーンと相手がインに被ってきて、「ア~!!!」と思う間もなく接触!!!
上の接触した瞬間の奇跡ショット。
嫁がおさえました!!スゴイ!!!
ちなみに3番手の青いカートのドライバーはこの瞬間を目の当たりにして「よっしゃ~!」と思ったはずです(笑)
ぶつかってから2台ともグラベルまで飛び出して、私も必死にコースに復帰しようとじたばたカートをコントロールしようとしたのですが、運悪くエンジンストール。
クラッチ付きエンジンはエンジンが止まってしまうと自力では掛けられません。
ジ・エンドです。
接触した相手は押しがけなので無事に復帰していきました。
運よくカートが浮き上がらなかったので怪我もなく、被害はカウルのステッカーが吹っ飛んだくらいです。
状況からいって、どっちもどっちのレーシングアクシデントなので、お互い分かってるし、相手のドライバーと後であやまり合いました。
でもスピンアウトしていく瞬間、妙に快感だった。
なんでやろ??
また一歩ほんまもんのレーシングドライバーに近づいた自覚が生まれたからかな??
わかんない。
そして、昼休みの後にいよいよ決勝レースです。
もー、失うものはなにもない。
・・なんてことはない。
タイトルのポイントを少しだけ頭の片隅において、慎重にスタートです。
この決勝がこれまた荒れた。
予選でリタイアしたので4番手スタートでした。
無理をしないで少し離れて前3台の争いを見守る。
心の中で、からんで飛んでくれへんかな~とイケナイ期待。
3番手のカートは使ってるタイヤが低グリップのものだったので抜けましたが、3周くらいかかった。
前2台を楽々と逃がしてはいけないので少々あせった。
しばらく追いかけてると・・なんと!!
2番手に上がっていた私と予選で接触したカートが最終コーナーでスピンしてるではないですか!!
「これはマンモスラッキーだ!!」
後で聞いたが、カートの底のアルミ板が縁石でジャンプした瞬間に外れて、ブレーキが踏めなくなったてたとの事でした。
「よしきたぁ~、予選ヒートの速さが出ると、勝算はある!」と・・
トップを追いかける。
じりじりと追い上げて、一瞬は前にも出たが、なんだかスピードが出ないし、ブレーキの効きも変だ。
正直、ポイント争いしてるドライバーがスピンしてるのを見た瞬間から、慎重に走った。
無理してまたリタイアしたら、大事なポイントも吹っ飛んでいく。
2位を確実に取りにいった。
そうして、膠着状態のままフィニッシュ。
う~ん、ポイントをマモルような少し抑えた走りだと、レース終了後の爽快感がない。
やはり、最後まで全力でいかんとあかんのかもね!
トップに出てもひたすらまだまだ前を凝視しながら走るべきか!?
自分的にも賛否両論のレース内容だったがとりあえずポイント的には良かった。
そして、レース後、カートを片付けてるとブレーキがトラブッテるのを発見!!!
パッドが引きずってるし、片側のピストンがまともに動いていない!
これでは速さが出ないのは当たり前です。
しかし、これもレースの一部。
自分の不徳のいたすところです。
もっともっと自分を総合的に高めて、11月の最終戦、今シーズンの経験を生かし、最初から最後まで絶対に全開で攻め続けようと思っています。