大きな封筒には「年金手続書類在中」とある。
昔勤めていた会社から出されたものだった。
あれから10年、僕にもとうとう「年金」っちゅうもんが頂ける
そんな年齢にもなってしもて、うれしいやら、悲しいやら、寂しいやら
なんとも言えん気持ちだ。いつかは・・・と思っていたアレだが
とうとう・・・僕も60歳を迎えようとしている。
「年寄り怒るな行く道じゃ!」
「子供叱るな来た道じゃ!」
そんな言葉がどうも「含蓄」めいてきたこの頃なのだ。
とりあえず、妻に中身を見てもらうことにする。
でも僕は働く、まだまだ働く、こんなもんをアテには
しとらんぞ!と大見得を切ったクニ舛田なのである。