クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

今泉の地中には何が埋まっている?(追補)

2007年07月07日 | 考古の部屋
今泉に所在する“長光寺”。
上杉謙信の命で越後から派遣され、
同地に屋敷を構えていた斎藤民部盛秋の長男“内左衛門”が開基したと伝えられています。
長光寺は徳川将軍から付された朱印状を所蔵。
これは市の文化財に指定されています。
同寺の境内に立っている文化財説明版の記述は以下の通りです。

 江戸幕府は領地を寄進し寺社を保護しており、
 朱印が押されているため朱印状と呼ばれている証明書を発行していました。
 これは将軍から直々出されたため、非常に格式の高いものでした。
 (中略)
 長光寺に出された朱印状(九通)を見ると、二十石六斗余りが寄進され、
 租税徴収権や一般には禁止されていた領内の山林竹木伐採・収納権、
 諸役徴収権等の特権を与えられていたことがわかります。
 この権利は明治四年(一八七一)の社寺領上知令により廃止され、
 領地は境内のみとなりました。

長光寺は徳川家光をはじめとし、
綱吉・吉宗・家重・家治・家慶・家定・家茂の朱印状を所蔵しています。

※画像は長光寺の本堂です。

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