クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

羽生道の駅に“上野駅”が誕生した? ―関口義明―

2014年07月22日 | ふるさと人物部屋
羽生の道の駅の敷地内に、
「あゝ上野駅」(井沢八郎唄)の歌詞が刻された碑が建っている。

なぜ上野駅を舞台にした歌の碑が羽生にあるのだろう。
実は、この曲を作詞した人物が羽生出身だからだ。
作詞者を“関口義明”という。
この石碑は、故関口義明氏を顕彰するものである。

羽生の川俣に生まれ、銀行に勤務する傍ら作詞活動をし、
昭和39年に手がけた「あゝ上野駅」が大ヒットしたという略歴と由来も、
碑の中に刻されている。
この曲の作詞者が羽生出身ということは、
地元でも知られていないかもしれない。

関口義明氏の顕彰碑は、平成26年3月に建立されたばかりだ。
「関口先生を偲ぶ顕彰碑建立実行委員」が主催となって誕生する。
碑の前にはボタンが設置されていて、
押すと唄が流れるシステムとなっている。

ただし、営業時間は午前8時~午後5時まで。
真夜中でも聞けるというわけではない。
羽生にまた一つ、郷土の人物を伝える文化的な碑が誕生したと言えよう。

関口氏は平成24年8月に亡くなっている。
天国からこの顕彰碑を見てどう感じているだろう。
もしかしたらこれに刺激を受けて、
新作「あゝ羽生道の駅」を作詞しているかもしれない。


羽生道の駅と顕彰碑(埼玉県羽生市)


川俣締切跡碑と顕彰碑

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2 コメント

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Unknown (MICHIKO)
2014-07-22 21:12:17
平成26年では?

きょうは高校の終業式でした。
通知表がペラペラのわら半紙に近い用紙でビックリ。
親のハンもいらないんですね。
一回みてポイしてもいいような感じ(笑)

いつからなんでしょうかねー。
返信する
MICHIKOさんへ (クニ)
2014-07-23 08:27:11
ご指摘ありがとうございます。
「昭和」と書き間違えていました。
訂正します。

夏休みですね。
高校の通知票がどういうものだったか、記憶がありません(笑)
少なくとも、「わら半紙に近い用紙」ではなかったような……
いまでも高校時代の夏を思い出すことがあります。
どんな夏休みを過ごすのか、楽しみですね。
返信する

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