ソン・シギョンがひときわ輝いた時間
やはり歌手は舞台の上でもっとも輝いた。
久しぶりに歌手として舞台に立ったソン・シギョンは やはり舞台が最もよく似合った。
もちろんテレビ番組でも彼の話術は芸能人を凌駕するほど機転がきく。もともと話し上手だと知られているだけに
彼にふさわしいバラエティに出会えればバラエティでの活躍もすごい。
だがやはりソン・シギョンに最も似合う修飾語は歌手だった。
ソン・シギョンは先月30日と31日の2日間 ソウル・オリンピック公園体操競技場でコンサート“最後の一日”を行った。
毎年行う年末コンサートだったが、今回のコンサートがいっそう特別だったのは ソン・シギョンがケガにもかかわらず舞台に上がったという点。
ヒザの靱帯破裂で6週間の診断を受けた後、2週目に舞台に上がり3時間続いた2日間のコンサートを無事にやりとげたのだ。
先にソン・シギョンは先月26日 KBS芸能大賞授賞式でもMCをつとめて見事な進行で好評を受けた。
その時にもケガの程度がひどかったが、大きな苦痛の中でも顔色ひとつ変えずスムースに授賞式を進行した。
授賞式の舞台に立つのもつらかっただろうが 事実コンサートは一大決心をして進行せねばならなかった。
歌手ソン・シギョンのタイトルをかけて行う単独コンサートであるだけに きっちりと彼が舞台を埋めなければならなかった。
ソン・シギョンはバラード歌手だが 事実彼のコンサートはかなり躍動的に進められて来たこともあった。
彼はコンサートで「生涯はじめて、歌唱力で勝負するコンサートをしなければならない」と冗談のように語りながら最善を尽くして舞台を作り上げた。
真心をこめて歌い、杖をついて舞台を歩き回った。
もちろんケガのせいで彼が最初に計画したコンサートとは多少異なる進行になったこともあるが、2015年ソン・シギョンの年末コンサートは
確実に 彼にとっても、ファンにとっても忘れられない瞬間だった。
‘杖の闘魂’を発揮して歌を心の底から歌い、舞台を歩き回ったソン・シギョンの心は観客たちにいっそう細やかに届いた。
歌により集中するようにさせ、彼のコンサートから抜け出すことのできない感動と楽しさを贈った。
彼の手にした杖のためにファンが歌に集中できないだろうかと心配し、かわいいダンスまで踊ったソン・シギョンだ。
ケガの中でどうにかしてファンとの約束であるコンサートを行ったこともすごいが、ソン・シギョンがよりいっそう輝いたのは
歩くのがつらい状況の中でも 自分のコンサートに来てくれた観客と挨拶をしようと客席に下りていった瞬間だった。
ソン・シギョンはコンサートの間じゅう 花道を活用しながら会場に来た観客一人ひとりにより近づこうと努力した。
結局 最後には2階の客席の観客たちに挨拶するため 直接客席に下りていった。
事実 舞台の上で歩くのもつらかった状況に続き 2日のあいだ3時間のコンサートをやってのけ、また観客のために配慮と感謝の挨拶まで忘れない。
ケガだからといって絶対いい加減にすることのないソン・シギョンだった。
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