くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

ヒョシンくん 『ファントム』原作者から高評価

2015-05-04 21:53:45 | パク・ヒョシン












ファントム原作者イェストン‘『オペラ座の怪人』と比較は当然だ’


-28日 公演初日のリハーサル観覧、韓国俳優に感嘆
-「パク・ヒョシンほど上手な俳優はいない。イム・ソンヘの音楽スキルは素晴らしい」
-幼年期の過去・・・オペラ座の怪人とは異なる物語
-バレエ、4曲の新曲追加・・・‘韓国ファントム’と呼んでほしい



「原作にこだわることだけが正しい方法ではない。重要なのは観客だ」
ミュージカル『ファントム』の原作者であるモーリー・イェストンの持論だ。先月28日 ミュージカル『ファントム』の韓国初演を控えて
訪韓した作曲家イェストンはイーデイリーと会い「自分で怖じ気づかないように作品改善に努力する」とこのように明かした。

イェストンは劇作家アーサー・コピットと共同で『ファントム』を作曲した原作者で ミュージカル『ナイン』『タイタニック』など
米国ブロードウェイミュージカル作曲家であり作詞家として活躍中だ。
ミュージカル『ナイン』が国内でライセンス初演されたことはあったが 彼が直接製作に関わり韓国を訪問したのは今回が初めてだ。

イェストンは「作品を上げるたび その国の文化、言語、俳優などに合うように変える点は改善する。観客は王だ」とし
「だから韓国の観客のために新曲を4曲作った。バレエの山場も増やした。原作にこだわることだけが正しい方法ではない」と強調した。

だからといってただ修正作業を経るのではない。俳優と作品にシナジーができるなら‘OK’だ。彼は「観客を感じさせることが何より重要だ」とし
「韓国はとてもユーモラスな俳優が多い。たとえば作品の中にコミック的要素を加えるやり方だ。
ファントムに登場する‘マダム・カルロッタ’役を引き受けた俳優は本当に面白い。期待しても良い」と耳打ちした。
続いて「シェークスピアは原作を変えたらダメだと言わない。ハムレットがバイクで革ジャンを着て登場することもできる。
作品を実験して試すのが好きだ。作品はそれでこそ生きることになる」と語った。

ミュージカル『ファントム』がガストン・ルルーの小説(1910)を原作とし また別のミュージカル『オペラ座の怪人』と比較されることと関連するのは
‘当然だ’と答えた。
イェストンは「歴史を振り返ってみると『シンデレラ』『チャイコフスキー』『美女と野獣』も実に多くのバージョンで存在する」とし
「ファントムはまた別の物語だ。また別の解釈が出てくれば また別のバージョンのファントムと呼ばれるだろう」と説明した。

明らかに違う点は存在する。『オペラ座の怪人』がオペラ的な要素が多い反面 『ファントム』は実に米国ミュージカル的だ。
また前作がファントムとクリスティーン・ダーエの愛を描いたなら ファントムはなぜエリックがファントムとして成長するしかなかったのか
人間的な様子に集中するというのがイェストンの説明だ。
彼は「ダンスの振付も違いコメディも入っている。ラブソングもある。原作は同じだが別の物語にする」と強調した。

韓国バージョンについては「これまでファントムでは見ることのできなかった伝統クラシック声楽家とバレリーナが登場する。このような試みは韓国が初めて」とし
「バレエと新曲4曲を追加した。米国・ドイツ・フランス・日本など数多くの『ファントム』を見たが 韓国バージョンが断然最高だ」と
韓国製作スタッフと俳優の演技を絶賛した。
続いて「ファントム役のパク・ヒョシンほど歌の上手な俳優はいなかった。ニューヨークでならスーパースターになっただろう」とし
「クリスティーン役のイム・ソンヘもやはり音楽的にはもちろんだがドラマスキルも素晴らしい」と感嘆を連発した。

イェストンは韓国の観客たちに伝えたい言葉も忘れなかった。
「ファントムは男女はもちろん 父と息子、先生と弟子、音楽に対する愛の物語もある。生きるのに愛がどれだけ重要で大切なことなのかを
理解して帰れば良いだろう」

一方ファントムはガストン・ルルーの原作(1910)が基だ。仮面の下に醜い奇形の顔を隠したまま‘オペラ座の怪人’と呼ばれて
劇場の地下で隠れて生きる悲劇的な運命の‘ファントム’の愛と傷についての物語だ。
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