ペットを飼おうとしてる人へ

まず、この本を読んでみてほしい。

毎日どれだけの犬や猫が、人間の勝手で捨てられて殺されていくのか。
いかに人間が身勝手な生き物であるのか。
最初から最後まで泣けて泣けて仕方なかった。

ほとんどが死を待つ犬と猫の写真からなっているが、
ところどころに子供たちのコメントが載っている。

「おなじいのちなのに、
人と動物のいのちの重さが違うのはおかしい」

そういう意味のコメントがあるが、まさにそうだと思う。
子供のこういう素直な気持ちに、大人はまっすぐに答えられるのだろうか？

この本に載っているどうぶつたちはほんのひと握りだと思う。
毎日どこかで、人間のエゴによって捨てられたどうぶつが命を落としていくのだ。
それも人間の手によって。


流行だからとか、子供が欲しがるからとか、飼い始める理由はさまざまだろう。
けれども途中で飽きたとかいらなくなったとか飼えなくなったからといって捨てるのは
勝手としか言いようがない。

自分の子供だったら、病気になっても捨てないでしょ？

自分で望んで手に入れた命は、それが人であれ小さな動物であれ、重さは同じなのだ。

死ぬまで家族の一員として一緒に暮らす覚悟がないなら、ペットは飼わないでほしい。
それでも飼うというのなら、ペットショップではなく、保護施設で死を待つ子たちの中から引き取ってほしい。
彼らは殺されるために生まれてきたんじゃないのだから。