カレーの店デリー

そうとう昔からあるらしい。
前を通ったのは数え切れないほどだが、初めて入ってみた。

外観は古いが、中はもっとすごかった。
営んでいるのは老夫婦。
店内は　思いっきり昭和　で、テーブルもイスも現代のものよりはひとまわり小さく、
ゴミ捨て場にあってもおかしくないくらい古い。

テーブル側の壁にはなぜか、自治会で毎年配られるような学区の地図が、
貼り替えられることなく、空いたスペースにどんどん重ねて貼られている。

反対側はカウンターと厨房で、その壁一面が棚になっており、
料理とは関係なさそうなモノがぎっしり詰まっている。
ぱっと見ガラクタに見えないこともない。

メニューは、「イタリアン」と「インド」の２種類しかなく、なぜかインドは値段が安い。（サービス品と書いてある）
ともかく１種類ずつ頼んでみた。

イタリアンはライスとルーが別々になっており、
インドはライスの上にルーがかけられていたが、
それ以外は　どこが違うの？？　という感じ。

昔ながらの黄色いルーで、皿がプラスチックなのもＢ級グルメっぽい。
期待してイタリアンをひと口食べたが、
辛いったらない！！！

普通のカレーを期待してたのに、火を吹きそうに辛いのだ。
まぁ私がひと一倍辛さに弱いせいもあるのだろうが、辛くて味わうどころじゃなかった。
ダンナのインドももらってみたが、イタリアンの辛さにやられており
当然味の違いなどわかるはずもない。
ダンナが言うには「イタリアンには炒めた肉が入っていた」らしいのだが。

不味くはないが、私には辛すぎておいしいのかどうかはわからない。
そんなカレーだった。