九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

さんりんぼう

2022年06月02日 | 日記

 新聞折込みに混じって、ホームスケジュールというカレンダーが届く。

 月初めの新聞販売所からのサービス品である。

 私は、これを壁に貼り、月間の予定などを書いて利用させて貰っている。

 6月のカレンダーには、

 時節を表す「芒種」や「入梅」、「夏至」に交じって「三隣亡」というのがあった。

 直感的に「さんりんぼう」だと判じた。

 今では、あまり使わないが、昔は、よく使った言葉でもある。

 何か不運なことや、悪いことがあると「今日は、さんりんぼうだ」と使ったもの。

                    

 手元の事典で「三隣亡」を引いたみた。

 暦の吉凶についての俗信の一つ、とある。

 月によって変わるが6月は、午(うま)の日が、これに当たる。

 この日ばかりは、建築を忌むものとされた。

 これに反して家を建てたりすると、火事が起きて、

 隣近所を亡(ほろぼす)することになるから「三隣亡」とされた。

                    

 なお、6月の午(うま)の日は、3日、6日、18日、30日とある。

 恥ずかしながら「さんりんぼう」の漢字表記が「三隣亡」とは初耳だった。

 昔から使っている言葉で、その意味や由縁を知らない事は多い。 

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