新聞折込みに混じって、ホームスケジュールというカレンダーが届く。
月初めの新聞販売所からのサービス品である。
私は、これを壁に貼り、月間の予定などを書いて利用させて貰っている。
6月のカレンダーには、
時節を表す「芒種」や「入梅」、「夏至」に交じって「三隣亡」というのがあった。
直感的に「さんりんぼう」だと判じた。
今では、あまり使わないが、昔は、よく使った言葉でもある。
何か不運なことや、悪いことがあると「今日は、さんりんぼうだ」と使ったもの。
手元の事典で「三隣亡」を引いたみた。
暦の吉凶についての俗信の一つ、とある。
月によって変わるが6月は、午(うま)の日が、これに当たる。
この日ばかりは、建築を忌むものとされた。
これに反して家を建てたりすると、火事が起きて、
隣近所を亡(ほろぼす)することになるから「三隣亡」とされた。
なお、6月の午(うま)の日は、3日、6日、18日、30日とある。
恥ずかしながら「さんりんぼう」の漢字表記が「三隣亡」とは初耳だった。
昔から使っている言葉で、その意味や由縁を知らない事は多い。
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