今年も又、喪中ハガキが届く時節が来た。
私の年賀交流相手は、退職後でもあり、かっての職場の同僚や知人らばかりで、
彼らに関わる消息である。
ややショックなのは、「本人の永眠」を知らせる奥様や家族からの文面が増えたこと。
以前は、「父母の・・・」がほとんどだった。
従って、同世代の私としては、自分の臨終のときも意識せざるを得ない。
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こんな時、自分の死生観を吉田兼好の『徒然草』に求めている。
以下、第155段から。
死期は序を待たず
死は前よりも来たらず かねて後ろに迫れり
人みな 死ある事を知りて 待つこと
しかも 急がざるに 覚えずして来る
沖の干潟 はるかなれど 磯より潮の満るが如し
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合掌
私の方でも、今年は相手によっては宣言を検討してみょうかと思っています。
ただし、どうしても辞めれない相手も何人かは有りますが、
私も賀状の交換相手は親戚以外は職場の同僚や先輩、後輩が殆どです。
退職当時は200通を超していた賀状も今では50通ほどに減りました。
今年も奥さんからの知らせが数通ありました。
師走になつたのでボツボツ賀状の準備でもと思つています。