九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

阿炎「生まれ変わった」

2021年11月29日 | スポーツ

 2年ぶりの大相撲九州場所は、横綱照ノ富士が全勝優勝して閉幕。

 この間、心配されたコロナ感染も落ち着いていて、13日目以降は協会の行動規制も

 緩和されるなど、親方衆やお相撲さん、ファンみんなも楽しめた。

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 場所を振り返り、特筆すべきは前頭15枚目阿炎の快進撃だったと思われる。

 13日目まで全勝で首位をいく横綱照ノ富士を、1差で独り追いかけた。

 14日目は異例の対横綱戦、照ノ富士vs阿炎が組まれた。

 結果は、横綱を土俵際まで持ち前の突き押しで追い詰めたが、押し倒しに敗れた。

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 元々、阿炎は奔放なお相撲さんと言われる。

 協会主催の研修会に参加しても終わって出て来ると、記者から「どうでした」と聞かれ、

 「爆睡していました」と研修会を無視するような言動をしたりした。

 コロナ禍では協会の行動規制に反して夜遊びなどがバレ、3ケ月の休場処分を受けた。

 幕下からの出直しとなり、十両2場所を経て7場所ぶりに幕内へ戻ってきた。

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 “あび”の四股名は“ A baby ”と親しまれた師匠の“しころ山”親方(元関脇寺尾)の愛称から

 もじったものだそうな。

 協会の処分を受けて心機一転した。

 家族と離れ、親方と同居の相撲部屋で過ごし、稽古に集中したと言われる。

 場所が始まる前、親方から「家族のもとへ帰ってもいい」と言われたが部屋に居続けた。

 その結果は、12勝3敗の快進撃と敢闘賞の受賞につながった。

 敢闘賞受賞の記者会見で、相撲部屋ぐらしの件も聞かれたが、

 「一両日中に家族と連絡をとり、その件で相談します」と答えていた。

 次は初場所。

 前頭上位で活躍する阿炎関が、益々楽しみになってきた。

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