九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

数学の難問「ABC予想」とは

2020年04月16日 | 日記

 以下は、新聞記事からの引用で恐縮だが、

 外出自粛で家に籠り退屈している向きには、算数問題を考えるのも面白いかも。

 足し算の和と掛け算の積で、大小を比較すれば、普通は積の方が大きい。

                   □

 1以外に同じ約数を持たない正の整数a、ba+b=c

 a、b、cそれぞれの素因数(a’、b’、c’)を掛け算したものをdとしたとき、

 たまに、c(a+b)の方がd(a’×b’×c’)より大、つまり和>積という珍しい例もある。

                   □

 【珍しい例 a=1、b=8の場合】     【ほとんどの例 a=4、b=9の場合】

 a=1・・・・・・・・・・・・・・素因数なし   a=4=2×2・・・・素因数

 b=8=2×2×2・・・・・素因数   b=9=3×3・・・・素因数

 c=1+8=9=3×3・素因数      c=4+9=13・素因数13

 d=1×2×3=6             d=2×3×13=78 

 c>d                   c<d

 単純な足し算、掛け算をして大小を比較しているだけなのに、証明は難しい。

                    □

 これを証明する一般式は、

 この数学の超難問を京大数理研の望月教授が証明した、と報じられた。

     

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