新型コロナに対峙するため、緊急事態宣言が全国へ拡大された。
期間は5月6日まで。
ゴールデンウィーク期間中の人の移動を最小化するのが狙い目のようだ。
全ての国民に一律1人10万円の給付も実施される。
これに要する費用は約12,6兆円とか、赤字国債で賄われる。
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ふと、昔、ケインズ経済学で聞きかじった『無尽蔵の壷』の話しが浮かんだ。
政府は財政支出(赤字国債)で有効需要を創出し、完全雇用を達成する。
アベノミクスも本質は『無尽蔵の壷』による政策と軌を一にしていると思っている。
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ただ残念なのは、財政の健全化を放っぱらかしにしてきたこと。
今や国の借金は、国民1人当たりで相当な高額(一説では1人800万円)になっている。
更なる赤字国債では、さすがの『無尽蔵の壷』も危ういのでは?
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さて、今回の1人10万円の給付だが、何としても有効な需要に結び付けたい。
それには「現金ではなく、電子マネーで」という声も聞こえてくる。