ところてん
一昨日、スーパーでところてんを見かけましたので買ってきました。
昔は近所の駄菓子屋や八百屋の店先で、冷やしたところてんを突き出しという筒に入れてぎゅうっと押し出していました。
四国第71番弥谷寺の参道脇に俳句茶屋と呼ばれる茶屋がありました。店の中に俳句の短冊がいっぱい貼っており、タレントや有名人の俳句もたくさんあったそうです。夏場はところてんが名物で全国のところてんを味わうことができました。“全国”のと言ってもかけるたれが異なるだけですが、三杯酢にショウガしか知らなかった私にはおどろきでした。醤油や黒蜜、きな粉、砂糖をかけたり地方によりいろいろな食べ方があるそうです。
茶店の話し好きな老夫婦は今は亡くなり、昨年お参りしたときは、建物は解体されるのでしょう足場とテントで囲われていました。すこしさびしい気がしました。
八十八ヶ所のなかでところてんといえば、第79番天皇寺手前の清水屋(きよみずや)が有名です。八十場(やそば)と呼ばれる湧き水のある木陰で食べるところてんはまた格別です。ちょうど暑さ真っ盛りの今が最高の時期です。