般若心経

写経
四国八十八ヶ所

般若心経

2017-05-16 | Weblog
1708

団姫流 お釈迦さま物語 露の団姫《つゆのまるこ》 春秋社


露の団姫さん(30歳?)、天台宗の尼さんで、プロの落語家です。
天台宗のキャンペーンガールもやっています。

「団姫流 お釈迦さま物語」はこの3月に発行された本です。
お釈迦さまの生涯、教え、弟子たちなど分かりやすく書かれており、子供でも楽しめる本です。
この中にお釈迦さまの弟子賓頭盧《びんずる》さんの話がありました。

以下***までコピーです。
ピンドーラ(賓頭盧) テへぺロな仏さま
 「びんずるさん」お寺に行くと本堂の前で出迎えてくれる仏さまがいます。
この方、もともとはお釈迦さまのお弟子さんで、「ピンドーラ」という名のお坊さんでした。
 神通力をもち、法話もバツグン。どんなツッコミにも動じない布教の力をもっていたので、その強さから「獅子吼《ししく》第一」とも呼ばれました。
しかし人間、ちょっといい気になると、すぐに天狗になってしまうのが悪い癖。
実はピンドーラさん、素晴らしい神通力をもっていたがために、ついついそれを人々の前で、見せびらかすように使ってしまったのです。
 そのためお釈迦さまからお叱りを受け、「お前には、最高の悟りを得て涅槃に入ることは許しません。それよりも、この世でずーっと人々を救い続けなさい」といいつけられたのです。
 そこでピンドーラさん、現在では”びんずるさんの体を撫でると病気平癒のご利益をいただける”と噂されるほどの「なで仏」になったといいます。
 ところで、このピンドーラさん、どこのお寺にもたいがいいらっしゃる仏さんですが、その顔は赤く、舌をペロっと出しています。
これには、お酒が好きだったために酔っぱらっていてお顔が赤いという説と、お酒を飲んでいたことをお釈迦さまから叱られ、その後、改心して修行に励んだので、体にその熱意がみなぎり、赤くなっているという説があります。
 いずれにしても、お釈迦さまから叱られた際に「ぺロ」っと舌を出したので、このような姿になったとか。これには「ペコちゃん」もピックリ!
 ピンドーラさんは元祖・テヘペロな仏さまなのです。
 お釈迦さまから「本堂立ち入り禁止」を告げられたため、本堂の外にいるといわれるピ ンドーラさん。
 しかし、どこか愛矯のあるその顔は「人生、一度や二度の失敗なんて大丈夫」と、私たち庶民に優しく話しかけてくださっているようです。
***

どこかで教えてもらったようで忘れていた話、ああそういうことであったかというような話、おもしろく読ませてもらいました。
この記事についてブログを書く
« 般若心経 | トップ | 般若心経 »

Weblog」カテゴリの最新記事