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2024-01-09 | Weblog

 ビタミンD

 1月4日のNHK「トリセツショー」はビタミンDでした。今、世界中でビタミンDの不足が問題になっています。「ビタミンD欠乏パンデミック」と呼ばれ、東京都では79パーセントもの人が欠乏しているそうです。
  これは1980年代後半に「オゾンホール問題」をきっかけに起こった過度な紫外線対策が原因です。紫外線は皮膚のしみ、しわを作り、白内障の原因になるといわれ、特に夏場は紫外線対策のため日焼け止めクリームや日傘の使用が勧められてきました。ビタミンDは太陽の光を浴びることにより皮膚の中で生成されます。この光を浴びることを避けるようになったためビタミンD欠乏症の人が増えてきたのです。
 ところが最近の研究により、紫外線により体に必要なビタミンDが生成される時間は紫外線により体に害を及ぼす時間の約1/3の時間でよいことがわかりました。例えば8月の横浜では約25分間紫外線を浴びればしみ、しわの原因になりますが、ビタミンDは約8分間紫外線を浴びるだけで体に必要な量を得ることができます。(冬場は時間が長くなります。詳しくは末尾の詳細情報へ)
ビタミンDは骨を強くする他に、免疫力の向上、がん細胞の抑制、心筋梗塞・リウマチの予防など、いろいろなリスクを低減させる効果があります。インフルエンザが冬に流行するのは日光によるビタミンDの生成不足が原因の一つである。・・・という番組でした。
 つまり、紫外線による害が生じる前に体に必要なビタミンDは生成されている、過度に紫外線を恐れるとかえってビタミンDの欠乏を招いてしまうということです。
2年ほど前のことになりますが、テレビでビタミンDが骨粗鬆症の予防の他に、認知症の予防にもなるという話を聞きました。またちょうどその頃、市の公開講座で大学の先生からビタミンDのサプリメントもよいという話を聞いたこともあり、半年ほどビタミンDのサプリを服用していたことがありました。その効果でしょうか、昨年は骨密度は標準を上回っていました。
 今回、日光によるビタミンDの話を聞き、屋外での作業時間が多い人はあえてサプリメントを摂らなくともよいことがわかりました。
サプリメントの服用をやめて1年半を過ぎています。今年も機会があればまた骨密度を測ってもらおうと思います。

【詳しい情報
国立環境研究所地域環境研究センター
https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/79/02-03.html
https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/79/column5.html
https://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/osaka_climatology.html

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