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吹き流し
昨日はこどもの日、端午の節句。
まっ青な空に鯉のぼりが泳いでいます。
先日、何となく眺めていて、鯉のぼりの吹き流しと、お寺の境内にあげられている吹き流しが違うことに気がつきました。
どちらも五色の布を縫い合わせていますが、円筒の胴の部分と尾の部分の長さの比が異なるのです。
鯉のぼりの吹き流しは尾の部分が全体の1/3ほど、これに対してお寺の吹き流しは尾が長く全体の1/2以上、中には4/5位のものもあります。
どうしてでしょうか?
吹き流しは胴の部分が長ければ風をよく含み、よく上にあがります。
鯉のぼりの吹き流しは一番上に結ばれますので、下側の鯉より上に上がっていないと鯉を隠してしまいます。ですから胴を長くしています。
これに対してお寺の吹き流しはその必要がありません。ただひとつ風にたなびいていればいいのですから、きれいにひらめくよう尾の部分を長くしているのです。・・・と思います。
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観音堂