般若心経

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2023-02-24 | Weblog

 バイバイ

 先日の朝日新聞ひととき欄に「バイバイの効果」という投稿がありました。
【ドライブ中、信号で横に止まったマイクロバスの窓から少年がニコッと笑って手を振ってくれた。こちらもバイバイ、ほんの数秒の出来事で温かい気持ちになった。それをきっかけに赤ちゃんや小さな子を見かけると「バイバイ」をしてみるようになった。どの子もニコッとして手を振ってくれる。小さな子供にいやされ、幸せな気持ちになる。】(’23-2/18京都府 主婦 53歳 抜粋・要旨)


 実は、私も赤ちゃんや小さな子供を見かけると「バイバイ」をしています。
 同じような思いの人がいるものだ、とうれしくなりました。
 「バイバイ」をするとほとんどの子供は反応を示してくれます。そしてそれに気づいた親もニコッと笑って挨拶してくれます。嫌な顔や不審げな顔をされたことは一度もありません。
投稿者と同じく小さな子どもたちにいやされ、幸せな気持ちになります。

 思い出に残る「バイバイ」があります。
もう10年以上前の話です。
お遍路かウォーキングの帰りだったと思います、予讃線丸亀駅ホームのベンチに腰をおろして電車を待っていたときのことです。ひとつ前の特急に乗った人を見送りに来た大勢の人がいました。特急が出発し引き上げる人たちの中に2歳くらいの女の子がいました。少し離れていましたが、女の子がふとこちらを見たので「バイバイ」と手を振ったところ、突然私の方に駆け寄ってきました。まわりの大人たちは驚いたようです。私も女の子が何かくれるものがあると勘違いしてこちらに向かったのではないかと少しあわてました。しかし女の子はそばに来て手をあげてハイタッチを求めてきました。すぐにハイタッチをすると女の子は「バイバイ」と言って大人たちの方へ帰って行きました。女の子を囲むまわりの大人たちは微笑み、中には私に軽く頭を下げる人もいました。一瞬の出来事でしたが、ほんわかとした気持ちになりました。
 丸亀駅のベンチを見る都度思い出します。