AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

いや、あなたのキャラなら、文句を言う筋合いはないのですけどね。

2015年12月05日 | 日本語教育
土曜日。


土曜親子日本語教室で、今日は年末のお楽しみ会。


習った日本語を使って、いっぱいおしゃべりをしようね、という会。


保護者の方からお子さんの様子を聞ける時間でもあります。


ということで、大学に来ている私。


ついでなので、実習の指導案の指導もしていますが、動詞の変換練習をするときのキューに当たる動詞ね、少し考えたほうがいいよー、というお話。


今回、学生さんが持ってきたのは、「~てもらいます」と「~てくれます」


いろんな動詞があるんだけどさ、

「働きます」は、どうなのよ。



・・・働いてもらいます



いや、あなたのキャラクターがそんなんならまあいいけどさ(笑)、

しかも、「~に」の部分のキューも、

「父」「母」「弟」とか身内で、



 「父に働いてもらいます」



って、なんだかなー。


単なるドリルだというのは分かっているんだけど、それを使うときってどんなときかなーと思うと面白いものがいっぱいありますよね。


しつこいけど、


あなたのキャラクターにあってるかどうかは、ともかくとして、


ドリルが終わってからの練習では、「どんなときに使えるのかな」という意識を持ってくれると、いいなあ。



こういう実習前の準備段階で、指導案を前に、学生さんとあーでもない、こーでもないとおしゃべりするのがとても好きです。

もっとも、下調べを全くしないで来られると、話が全然広がりません。

下調べをした後で、それを基に、具体的にいろいろ一緒に考えていく時間が、

90分の授業時間よりも、多くのことを伝えられると考えています。


今期は、担当する授業時間を少なくして、2回、授業ができるようにしてみました。

1回目の実習は、自分の癖や組み立てた教案がどういう授業になるのかを知ってもらう時間。

結構、いろいろ突っ込みます。


2回目は、それが改善されているといいよね。


学生さんのキャラクターもあるので、それを見ながらの指導は、やっぱり、20人の学生さんを相手に一度にはできませんよね。


とてもいい経験をさせていただいています。
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