AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

昭和2年6月の食卓

2007年06月07日 | 研究
今週末、土曜日は公開講座の講師を務めます。
「国際交流ボランティア入門」という講座で、留学生センターの教員5名が交代交代でリレー形式で担当しています。

僕が担当するのは、「アジアと日本語」というテーマで、日本語教育の歴史のお話しをします。基本となるのは、日本が過去戦争や植民地支配で関わった地域からの留学生が多いんですよ、という話。歴史を知らないで「今」だけ、また「これから」だけ強調して友好、交流というのはちょっと薄っぺらいんじゃないでしょうか、というお話しを具体的な資料といっしょにお話しするつもりです。

という枕をおいて、資料を引っ張り出していたら、出てきたのが昭和2年に発行されたラジオ料理講座のテキスト。

6月の料理を書き連ねてみます。標記はできるだけ当時のままです。
○ 鯛のうしほ
○ 胡瓜薄打と油揚纖白胡麻酢和へ
○ 小茄子の丸煮
○ グリーンピー・ローフ
○ 烏賊の刺身
○ 寄せ卯の花
○ コールドスロー(ボイルドドレッシング)
○ そら豆の御飯
○ レモンスノー(カスタードソース)
○ 大豆と昆布とニンジンの煮物
○ スキャロップト・キャベージ(ホワイトソース)
○ 鮎の山吹焼
○ 葛饅頭
○ 鶏魚の油焼とトマト餡
○ ボヰルドコールドサラダ
○ 牛蒡の甘辛煮
○ 焼ぶた
○ 野菜のクリーム煮
○ スノープディング
○ 茶碗盛
○ 烏賊の白酢和へ
○ 鯖の溜り焼
○ 鰺の妻折焼
○ 鮎の多摩川蒸し
○ おろしいもの味噌汁
○ 鯛のあら煮
○ イチゴのソース

 おいしそうなものも多くて、作ってもいいかなあと思うんですけどね、分量がね、匁、勺でかいてあるもんだからなかなか。

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