今年度の授業が全部終わって

非常勤先の講義も含め、今年度の授業が全部終わりました。

提出されたレポートや、模擬授業の録画データを見ながら、成績をつけていかなければならないのですが、

ふと。

教授法の授業や実習の授業、概論的なことは当然お話しするのですが、具体的な内容に話が及ぶと、結局は僕自身の経験や、、ご一緒した当時の同僚の先生方の体験を引っ張ってきてお話しするしかないわけです。

でも、たかだか15年程度の経験しかないわけで、

学生さんにも話しているように、

今目の前にいる学習者さんに、同じ環境で、同じ学習項目を、同じ方法で教えるということは絶対にありえないわけで、

具体的な話をしないと役に立たないと思ってお話ししていても、

結局は、その話を聞いている学生さんがその話の中からポイントを拾ってくれるしかないんだよなー。


しかも、僕のやり方は、僕の個性や、それまでの学習者さんとの人間関係、手持ちの教具、そんなさまざまなものがあってのやり方で、同じことを学生さんがやってもうまくいくわけではない。

教え方を教える、というのは、すごく難しいことだなーと、今更のように感じます。


だから、多くの方の授業を見る機会が必要であり、自分の授業を振り返ることが重要なわけ。

うまく言えないけど、来年の実習も、一緒に取り組む学生さん一人一人に気づきと実りがあるものにしたいと思っています。