AWA@TELL まいにち

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土曜親子日本語教室の反省会

2015年02月12日 | 日本語教育
今日は、今年度の土曜親子日本語教室の反省会でした。

学生さんの頑張りで、リーマンショック後に「0」を記録した土曜親子日本語教室の学習者さんも、増え始めました。

通ってくる方の国籍や母語は大きく変わりました。



初級をメインにした教室ですが、定住されている方々はすでに初級ではないレベルを必要とされていますから当然と言えば当然。


就職のための面接練習、といったニーズもありましたが、就職活動をしたことのない学部生ボランティアでは対応できるようなものではなく、試行錯誤でした。


広報も、フリーペーパーへの広告掲載のお願いをしたり、外国の方が多いという地域のスーパーにチラシを置いていただいたり、市役所の外国人登録等の手続きが必要な窓口においていただいたりしました。



でも、僕自身心が折れそうになるのは、そういった学生ボランティアが無償でやっている日本語教室のチラシを置くことを拒否される自治体があることです。

学生さんが行ったのではなくて、僕が名刺をもってご挨拶してお願いしたのですが、当初は検討します、次は「こういう教室の類のチラシは置かないことになっている」、最終的には、「ご自由にお取りください、という扱いなら引き受ける」と言っていただいたのですが、なかなか骨が折れました。

おそらく、喜んでおいてくださる自治体と、そうではない自治体とでは、外国の方の置かれている状況も、役所のほうで把握なさっている状況も異なるのでしょうから、一概に非難はできませんし、置き始めると、いろんな団体が希望し始めて困る、という実態もあるんだと思います。

それでも、学生さんが主体的にやっていること、もう少し、理解していただけたらなあと思うわけです。


来年度も継続します。いい活動になりますように。
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