AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

塗りつぶせるかなあ

2016年04月11日 | 日本語教育
愛教大に勤め続けるとして、あと15年。

担当している授業も、あと15回、繰り返したら終わり、と思うと、寂しくもあります。

日本語を教え始めてから、塗り絵のようにしている、学習者さんの出身国地図。

あと15年のうちに、世界中塗りつぶせたら素敵だなあと思いつつ、今年の留学生との出会いを楽しみにしています。

一つの国から多くの学生が来ていると、国民性よりも個性だよなあと、実感するのですが、

一つの国からの留学生、一人としか出会ったことがないと、その留学生の個性がそのまま国民性として先入観になってしまうのが怖いです。


ヘイトスピーチをしている人たち、その嫌悪の対象となっている国や地域、民族をどの程度知っているんだろう、と疑問に思います。

子どもたちにも、多くの留学生に会わせることで、「へえ、そんな感じなんだ」とそのままを受け入れる姿勢を持たせたいといつも考えていますが、


お父ちゃん自身、毎年、留学生との出会いの中でびっくりすることもまだまだ多く、「修行が足りない」とドリフのコントさながらに思ったりもしています。

相手との違いを、楽しめるようになれるのが、自分の目標です。

エポケーって、意外と、難しい。


上の地図だって、結局日本が中心の地図だもんね。まあ、平面にしようとするんだから、結局どこかが中心にはなるんだけど。
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