寝不足ｏｒ怠け者？

一昨日眠れなかったので、昨日早めに寝たのですが、未だに眠いです。
今日も早めに眠ろうかな。

心星ひとつ みをつくし料理帖

高田郁さんの『心星ひとつ　みをつくし料理帖』を読みました。

今回の澪は、天満一兆庵の再建話や、野江との再会、小松原との恋の急展開に
激しく心揺さぶられます。

まさに人生の岐路に立つことになるわけですが、果たして澪はどの道を選ぶのでしょうか？
今回の結末から未来は見えている気がしますが、まだまだ続きそうなのが、
うれしいような寂しいような複雑な心境です。

役小角絵巻 神変

山本兼一さんの『役小角絵巻　神変』を読みました。

持統天皇の時代、田を取り上げられ、貧しい土地に班田と称して別の田を分け与えられ、
秋の収穫から税を取られるようになった人々がいた。

その中でも、生活の苦しさに山に逃げて暮らすようになった人々の中に、役小角という男がいた。
天地は誰の物でもないという信念を持ち、京の人々の勝手放題にとことんまで立ち向かった。
さらに蔵王権現を勧請し、天皇に山・川・海を民に返還させた。

人々は平等であるということを体現し、様々な神々を勧請しながら、最後まで一人の人間として生きた
珍しく私利私欲に走らない、権力志向のない人だと思いました。

トウカ草子 三

大野潤子さんのコミックス『トウカ草子　三』を読みました。

千年以上生きている九尾の白狐・トウカは、女子高生に変化して人々の中で暮らしている。

人を恨んで暮らしていたキツネ・ミサキ。
「ひょんな事」を起こす妖怪ヒョン。
七百年以上生きてきた古狸。
遣い狐・ササラの再会話。

様々な思いを、様々な出会いが癒していきます。

気になるのは、トウカを待つという修羅の道。
穏やかでないその表現から、人々や仲間の助けによって抜け出せるよう祈ります。

新 銀河ヒッチハイク・ガイド 上・下

オーエン・コルファーさんの『新　銀河ヒッチハイク・ガイド　上・下』を読みました。

正直、私は、ダグラス・アダムスさんの『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズを読んだ事がありません。
何となく、タイトルに惹かれて読んでみました。
オープニングから、地球が破壊される五分前というだけならまだしも、
全ての時空の地球がヴォゴン人によって破壊されるという緊迫した状況。
その上、地球上ばかりではなく、全ての地球人を根絶やしにしてしまおうという展開。

なのに、主要人物たちときたら、自分達のことばかり考えている小物ばかり。
読んでいて、笑えるというより疲れます。
まあね、たまたま命が助かりそうな人々が、ヒーロー的人物じゃないからと言って、
怒れないのが現実というものでしょう。でも、これは小説なんだけどなー(^^;)
逆に、破壊しつくしてしまう『ダーティーペア』のシリーズもあるし、悩むところです。