こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

理由あって冬に出る

2009-11-06 00:00:00 | 未分類
似鳥鶏さん『理由あって冬に出る』を読みました。

葉山が通う某市立高校の芸術棟には、「壁男」という怪談があった。
最近、それに加えて、行方不明になった吹奏楽部の立花さんは、
それに殺されて幽霊になって出るようになったという噂まで発生している。

そこで吹奏楽部部長の高島先輩は、真相を調べるために、夜、芸術棟に残るという。
ただ、つきそいが部員の秋野だけでは女の子だけで心配だというのと、第三者に見届けてもらうためにも、
美術部の葉山にも付き合って欲しいという相談があった。
なぜか、演劇部の三野までそれに付き合うと言い出したが・・・どうやら、女の子目当てらしい。

そういう不思議な組み合わせの生徒達で、夜、学校に忍び込むと、芸術棟の二階から明かりがもれ、
人影が見え、フルートの調べが聴こえてきた!
あわてて該当する部屋に入ってみたのだが・・・もぬけの空だった。本物の幽霊?

物識りの文芸部長、伊神さんがにわか探偵、葉山がその助手となって解く幽霊騒ぎの真相とは?

色々、推理はしてみましたし、プロローグがどこかにからむだろうと予想はしたものの、
話は二転三転。思いがけない結末に驚かされました。

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