大東亜戦争中の日本陸軍特殊化学研究所で発見された死体は、どう見ても豆腐で殴り殺されたようにしか見えなかった。
冗談としか思えない表題作はもちろんの事、多量に発生した連続殺人事件の便乗犯や、マザーコンピュータに贔屓された会社員の行く末など、ふざけているとしか思えない設定の物語が、大真面目に、論理的に、描かれていきます。
そんな中で私が一番気に入っているのが、毎晩同じ空間を見つめる祖母の猫から、推理をめぐらす孫娘の話「夜を見る猫」
この孫娘は、いくら長い休暇中とはいえ、なかなかここまで考え続ける事はできません。
すごい話だと思います。
そしてラストは、久々に猫丸先輩が登場して鮮やかな推理を見せてくれました。
ミステリじゃない話も含みつつ、面白い短編集になっています。
冗談としか思えない表題作はもちろんの事、多量に発生した連続殺人事件の便乗犯や、マザーコンピュータに贔屓された会社員の行く末など、ふざけているとしか思えない設定の物語が、大真面目に、論理的に、描かれていきます。
そんな中で私が一番気に入っているのが、毎晩同じ空間を見つめる祖母の猫から、推理をめぐらす孫娘の話「夜を見る猫」
この孫娘は、いくら長い休暇中とはいえ、なかなかここまで考え続ける事はできません。
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そしてラストは、久々に猫丸先輩が登場して鮮やかな推理を見せてくれました。
ミステリじゃない話も含みつつ、面白い短編集になっています。