走ってこうわい

前向こうぜ! うん、文句いわずにがんばろ!

うわうみだんだんマラソン:スタート会場付近~ゴールまで

2016年03月10日 | 日記
さーて、ここから勝負...と心では思っているのだが、
どんどん追い抜かれている。

また坂だ。なんとか足を動かしていこう。
前に走るランナーを目標にしてひたすら走る。

さっき抜いたお嬢さんに、また抜き返された。追いつけない。
もう周りの景色なんか、目に入らない。

トンネルの上り坂の手前で、係の人が
「ここが、最後のさかですよー」と言ってくれた。
よし、登ろう。走ろうと気合を入れてみたが、なぜか景色が
止まっているように見える。
走っているのに前に進んでいる感じがしない。

その時心の中で(もう、歩こうか...)と悪魔のささやきがした。
いや、この悪魔のささやきに負けて、
愛媛マラソンは歩いてしまったではないか!
今日は絶対歩かないぞ。歩くより遅い走りかもしれないが歩かない。

そう自分に言い聞かせながら、まるで腰の曲がった爺さんが
南予の段々畑を杖をついて上るような恰好で、走り続けた。

やっと、トンネルの入り口についた。
トンネルの中は、すこしなだらかな坂だ、
しかし狭いトンネルの中を、車が容赦なく通ってゆく。
危ないマラソンだ。ふらっとでもしたら命が無い。(おおげさ)

トンネルの出口が見えた。

さすがに歩いているランナーもいる。
対照的にラストスパートしているランナーもいる。
彼らには走っても走っても追いつけん。

あ、パートナーさんがいた!。

「〇〇さーん、がんばってー」と応援してくれている。
ありがたいが、それよりどこがゴールか教えてくれー。
「ゴールはどこやー」と聞くと。
「白いテントのとこー」と教えてくれた。
見るとぐるっと湾を回りこんだ先だ。
肉眼で見えるが、目測800mくらいか。

自分の余力を計算してMax走力で走り出す。
さっきのへろへろの自分とは思えない走りをしている。

人間、目標とするゴールが見えると全力をだせるもんだ。

とにかく走った。一所懸命走った。
ただ先には”ゴール”という文字が見えない。
見えないが計測チップを感知するシートが敷いてある。
たぶんそこがゴールだ。
そこを目指して全力で走る。







心の叫び(わーーーーーーー。ゴール!!!、、、した)






うわうみだんだんマラソン、終了。

ゴールしたその先は思いのほか狭かった。
足がつりそうだった。
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